自分の舌の表面がキレイなピンク色ではなく、白色になっていると気になりますよね?
舌の表面に付着している白い物体は「舌苔(ぜったい)」といいます。
舌苔は病気ではないので治療をする必要はありませんが、口臭の原因にもなるので、できれば取り除きたいものです。
そこで今回は、舌苔の原因と解決策を紹介します。
舌が白い原因は?
そもそも舌苔とは何なんでしょうか・・・?
実は舌苔は、食べ物の食べかすや舌の細胞の角質に溜まった細菌からできている白い塊です。
でも、食べかすや細菌であれば誰でもあるはずになのに、なぜ舌苔がある人とない人がいるのでしょうか?
舌苔ができる原因はいろいろありますが、主な原因として
ドライマウス(唾液の分泌量が少ない)
口内環境が悪い
体調不良やストレス
胃腸疾患
などが挙げられます。
なので、生活習慣や体質、体調の違いで舌苔のできやすさが違うのです。
舌苔の取り方は?
舌苔を取る方法としては、「舌ブラシ」を使って取り除くことが効果的です。
舌ブラシはドラッグストア等で1本500円程度で購入が可能で、使い方も舌をこするだけなので簡単です。
そのほかにも口内の細菌の繁殖を減らすためには、マウスウォッシュなども効果的ですね。
また、舌ブラシと少し似ていますが、私も愛用しており個人的にオススメなものが「タングスクレーパー」です。
タングスクレーパーはインドのドラッグストアで購入することができますが、日本では通信販売でしか購入できません。
舌ブラシよりもタングスクレーパーの方が、舌を傷つけずに舌苔を取り除くことができます。
タングスクレーパーはステンレス製のものもありますが、銅製のものは抗菌作用もありますので体内を浄化する働きがあるのです。
さらにタングスクレーパーに取り除いた舌苔を毎日観察することで、その日の体調を把握することも。
たとえば体調が良い日はさらさらの白い舌苔であるのに対し、疲れている日は少し粘度や色味のある舌苔が取れる場合があるのです。
舌を綺麗にできて体調を観察できるタングスクレーパー、気になる方はぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
舌苔の改善方法は?
舌苔を改善するためには、まずは自分の舌苔の原因を考えてみてください。
舌クリーナーなどで舌苔を日々取り除くことで改善ができれば問題はありませんが、もしあまり変化がなければ根本的な原因を治さないと舌苔がなくなることはありません。
たとえばドライマウスが原因の場合、口で呼吸をする癖がついているため口内が乾燥して、細菌が増加している可能性があります。
ドライマウスの人は食べ物を良く噛んで、唾液の分泌量を増やすことで舌苔を改善することができます。
また、虫歯や歯周病で口内環境が整っていない人は、まずしっかりと歯医者で治療をして口内の細菌を減らしましょう。
舌苔が明らかに多い場合や色が黄色や黒色になっている場合は、病気のサインかもしれません・・・。
舌苔が多くて気になる方は、消化器内科や内科にて検査をしてもらうことも考えてみましょう。