勉強や仕事をして疲れた時に「何か甘いものを食べたいな」と思ったことはありませんか?
チョコレートなどを「とりあえず1口」と思って食べてると、ついつい2つ、3つと食べてしまいますよね。
でも実は、その食べ方は危険だったりするんです・・・!
そこで今回は、疲れた時になぜ甘いものが食べたくなるのか、何を食べると疲れに効果的なのかを紹介します。
疲れた時に甘いものが食べたくなるのはなぜ?
疲れた時に甘いものが食べたくなるのは何故でしょうか・・・?
人は勉強や仕事に集中していると、脳はエネルギー源のブドウ糖を消費していきます。
そのため、脳がエネルギーを補給するために信号をだし、その信号というのが「甘いものを食べたい」という欲求なのです。
なので、疲れた時にチェコレートやキャラメルといった甘いものに手をだしたくなるのは、脳にエネルギー源の糖分を素早く摂取させるためなんですね。
では、実際に甘いものを食べると疲れが取れるのでしょうか?
疲れた時の甘いものは本当に効果あるの?
疲れた時に甘いものを食べることは、疲労に本当に効果があります。
ヨーロッパには「角砂糖とキャンディーで安全運転を」という標語があるのはご存知ですか?
長時間運転をしていると脳のエネルギーの消費で血糖値が下がり、脳の活動が低下してしまいます。
すると気が付かないうちに注意力が散漫して、思わぬ事故を起こしそうになることがあるのです・・・。
なので、運転中に少しでも疲れたら甘いものを摂取して脳にエネルギーを与え、安全運転を心がけようという標語が生まれたんですね。
また、日本人の習慣にも「3時のおやつ」というものがありますよね。
これは1日の疲れがではじめる3時ごろに甘いものが欲しくなるという、ごく自然な欲求から生まれたものなのです。
疲れたときに甘いものを食べるときの注意点
疲れたときに甘いものを食べるのは、脳にエネルギーを補給することができるので効果的です。
ですが、実は甘いものを食べ過ぎは、かえって疲労につながることがあるのです・・・!
市販で売ってる大量の袋入りのチョコレートなどは、依存性がありますのでついつい食べすぎてしまいますよね。
甘いものを食べると血糖値が上がりますが、食べ過ぎると急激な血糖値の上昇を抑えるため、体の働きで血糖値を下げようとします。
すると、血糖値が下がることにより、かえって疲労感を感じることになってしまうのです・・・!
血糖値が下がりすぎるとイライラや倦怠感などが出てきて、逆に勉強や仕事に支障が出てきてしまいます。
疲れを取ろうとしたのに逆に疲れてしまうという、本末転倒な結果になってしまうんですね。
なので、疲れた時に甘いものを食べるときは、食べ過ぎないように気をつけましょう。
疲れた時に食べると効果的なものは?
では、疲れた時に食べると効果的なものは具体的にどんなものでしょうか?
疲れた時に食べると効果的な食べ物は、
はちみつ
果物
ナッツ類
などがオススメです。
はちみつや果物、ナッツ類は、消化に時間がかかるので、急に血糖値が上がることはありません。
そのため、体に余計な負担をかけずに疲労を回復することが出来るわけです。
まとめ
疲れた時に甘いものが欲しくなるのは、自然な現象だったんですね。
だからといって、好きなだけ甘いものを食べるのは逆効果になってしまいます。
- 疲れを感じたらすぐに甘いものを食べる
- 甘いものを食べすぎない
- はちみつ、ナッツ類、果物を食べる
───といったことを守り、効果的に甘いものを食べれば、勉強や仕事中の疲労回復につながりますよ。
ぜひ実践してみてくださいね。