子供 日焼け止め 必要

日焼け止めは、大人用だけでなく子供用やベビー用など何種類もありますよね。

大人は肌のシミ対策などで日焼け止めを塗る人は多いですが、子供にも日焼け止めを塗るべきなのでしょうか?

子供は「日焼けしているくらいが健康的で良いのでは?」とか、「日焼け止めは子供が嫌がるから無理に塗らなくてもいいのでは?」という考えもありますよね。

 

そこで今回は、子供に日焼け止めが必要な理由や、日焼け止めを嫌がらずに塗ってくれる方法などを紹介したいと思います。

 




 

子供に日焼け止めは必要?

「子供には日光浴が必要だ」と聞いたことはありませんか?

とくに、おじいちゃんおばあちゃん世代の人から、「子供に日光浴をさせなさい」と言わることもありますよね。

 

確かに、子供の骨の形成のために必要な活性型ビタミンDは、紫外線を浴びることによって作られるものです。

そのため、おじいちゃんおばあちゃん世代の方は、子供が丈夫な骨になるようにと思ってそう言っているのでしょう。

 

しかし、今は母子手帳にも日光浴ではなく「外気浴」という言葉が使われるようになり、積極的に日光を浴びることは推奨されなくなりました。

なぜなら、健康な骨の形成のためには、日差しの弱い午前の早いうちに1日10分程度、紫外線を浴びるくらいで十分だからです。

 

逆に、日光を浴び続けると紫外線による悪影響がたくさんあります。

子供は日焼けをして肌が黒くなっても、そのときは「元気な証拠だね」と微笑ましく思われるかもしれませんが、実は将来に影響が出てくる可能性があるんです。

 

子供の頃に浴び続けた紫外線は、将来大人になってから、シミ・そばかす・シワなどの肌トラブルを引き起こす原因になると言われています。

さらには、子供の頃の日焼けは、後の皮膚がん発症のリスクを高めるというデータもあるんですよ。

 

子供の方が大人よりも皮膚の細胞分裂が活発に行われているので、紫外線による皮膚細胞へのダメージが大きいといわれています。

そして、ダメージを負った遺伝子は正常な遺伝子に戻らなくなり、将来に影響が出てくる可能性があるそうです。

 

これは、笑ってはいられない怖い話ですよね・・・。

難しい話はさておいても、子供の将来のために今のうちから親としてできるだけのことはしてあげましょう。

 

そのため、海やプールなど屋外でのレジャーのときはもちろんですが、日常的に公園などで外遊びをする場合も紫外線対策として日焼け止めを塗る必要があるといえます。

 

子供 日焼け止め 嫌がる

 

子供に日焼け止めは毎日必要?

夏は日差しが強いので、大人でも紫外線対策をしていますよね。

しかし、紫外線は一年中降り注いでいますので、夏以外でも外での活動をする場合は、日焼け止めを塗る必要があります。

 

春になると紫外線の量はぐっと増えますし、暖かくなると外に出る機会も増えますよね。

初夏~秋頃までは紫外線が特に強いのでしっかりと紫外線対策をしなければなりませんが、秋の終わり頃~冬、春も忘れずに日焼け対策をしてください。

 

冬でも雪が降る地域は、積もった雪による照り返しで「雪焼け」をしますから、体は防寒しているので大丈夫だと思いますが、顔には日焼け止めが必要ですよ。

 

SPF値が高いものはUVカット効果は高いですが、子供の肌への負担になるのでSPF値10~30程度の日焼け止めをこまめに塗ってあげるのがオススメです。

 




 

子供が日焼け止めを嫌がるときはどうする?

お出かけするまえに、子供にイヤイヤされて日焼け止めがなかなか濡れない・・・ってこと多いですよね。

しかし、「時間がないから」「イライラしてしまうから」といって日焼け止めを塗らないのでは、子供を紫外線から守れません。

 

子供が嫌がらずに塗らせてくれる方法をいくつか紹介しますので、試してみてくださいね。

 

◆親も一緒に塗る


お出かけ前にバタバタと塗るのではなく、お母さんのお化粧の時間に子供の日焼け止めを一緒に塗ってしまいましょう。

子供はお母さんのマネっこが好きですから、お母さんが楽しそうに塗っていると、子供もマネして塗ってくれます。

 

顔でしたら、おでこ・鼻・両ほほ・あごの5か所にちょっとずつのせてあげて、あとは自分で伸ばしてもらいます。

 

お母さんが化粧下地やBBクリームなどを塗る要領と同じですので、マネっこしやすいですよね。

この方法でしたら、一緒に鏡に向かってお化粧ごっこしながら楽しく日焼け対策ができますよ。

 

◆日焼け止めの容器をかわいくデコレーションする


子供は、中身が同じでもお気に入りのキャラクターがついているだけで気に入って使ってくれるということがあります。

日焼け止めの容器に好きなキャラクターのシールを貼ったり、可愛くデコレーションをしたり、子供が喜ぶように工夫すると素直に塗ってくれることがありますよ。

 

◆塗り心地を工夫する


子供の肌に優しいとされる、紫外線吸収剤不使用で石油系合成界面活性剤不使用の日焼け止めは、多くはクリームタイプのものです。

 

しかし、このタイプの日焼け止めは白く残りがしやすいため、何度も子供の肌を擦るように塗ってしまう傾向があります。

そのため、日焼け止めを塗る時間もかかりますし、子供から「何度も擦られて痛いから嫌!」と嫌がることがあるんですよね。

 

そんな時は、日焼け止めにホホバオイルやオリーブオイルなどを数滴足して、手のひらで混ぜて柔らかく伸びやすくしてから塗ってあげるのがオススメです。

日焼け止めにオイルを足したことで肌がテカテカしてしまうようでしたら、ティッシュペーパーで優しく油分をオフしてあげてくださいね。

 

おわりに

子供の肌は、日焼けしたからといってすぐにシミやシワができるわけではありません。

そのため、こまめな日焼け対策は面倒だから必要ないと思ってしまいがちです。

 

しかし、今すぐに影響がなくても、大人になってからじわじわと影響が出てくるのが紫外線の怖さですので、子供のうちから日焼け止めでしっかり紫外線対策をしてあげてくださいね。