子供がお風呂が嫌いだとなかなか入ってくれなくて困りますよね。
お風呂は基本的に毎日入るものですから、子供も親も楽しいお風呂タイムを過ごしたいところです。
しかし、一日も終わりに近づいて疲れているところに子供からお風呂を拒絶されるとイライラ・・・。
やっとの思いで、お風呂に入れて子供の寝かしつけが終わるころには、もうグッタリしてしまって、残りの家事をする気力もなくなってしまいます。
そこで今回は、子供がお風呂が嫌いになる理由や子供が楽しくお風呂タイムを過ごせる方法について調べてみました。
子供がお風呂嫌いになる理由は?
子供がお風呂嫌いになる原因はいくつか考えられます。
■お湯の温度が熱い
子供は大人が思っているよりも熱さが苦手です。
なので、大人がちょうどよいと感じるお風呂の温度は、子供は熱いと感じている可能性は高いです。
子供にとっての適温は、大人がぬるいと感じるくらいの39度前後といわれています。
「お風呂がぬるいと子供が風邪をひくのでは?」
と心配になるかもしれませんが、39度くらいのお湯にゆっくり入っていれば、子供の体は十分温まりますので心配ありません。
冬の寒い時期でも40度までにしましょう。
また、無理に肩までお湯に浸からせなくても、おへそのあたりまでお湯に浸かっていれば大丈夫ですよ。
子供が立ったままお風呂に入っていても、遊んでいたりするうちにきちんと体は温まっています。
熱いお湯に肩まで浸からせていると子供の体に負担がかかりますし、お風呂が嫌いになってしまう原因にもなります。
また、熱いお湯は、肌の薄い赤ちゃんや子供の体の皮脂も落とし過ぎてしまいますので注意してくださいね。
■ゴシゴシ洗いが痛い
子供の体を洗うとき、ナイロンタオルなどで擦り洗いをしていませんか?
ゴシゴシ洗った方がきれいになるような気がしますが、肌の汚れを落とすのに力を入れて擦る必要はありません。
ゴシゴシ洗いは子供が嫌がるだけでなく、薄い子供の肌を傷つけてしまったり、乾燥につながったりします。
子供の体を洗うときは、ボディーソープやせっけんをたっぷり泡立てて、フワフワの泡で身体をなでるように洗ってあげてください。
泡立てネットを使って、子供と一緒に洗面器いっぱいにフワフワ泡を作って、楽しみながら体を洗ってあげるといいかもしれませんよ。
■子供が疲れていて眠たい
ご飯を食べたあとにお風呂に入っていませんか?
子供はいつも全力で遊んでいますから、お風呂に入る前に体力を使い切ってしまっている可能性もあります。
その状態でご飯を食べてお腹いっぱいになったら、大人でも眠たくなってきますよね。
お風呂を嫌がるのは、眠たくてグズグズ、イヤイヤしてしまうのかもしれません。
そういった様子が見られるようであれば、お風呂タイムを夕飯前にするのもいいかもしれませんね。
嫌がる子供をお風呂に入れる方法
子供もお風呂が楽しかったら嫌がりませんよね。
お風呂のおもちゃを用意している家庭も多いと思いますが、少し工夫してみると、いつものお風呂タイムがより楽しいものだと思ってもらえるようになるかもしれませんよ。
まずは、お風呂への誘い方です。
子供は遊びに夢中になってしまうと、なかなか途中でやめようとしてくれません。
なので、お風呂の時間ということをハッキリと意識させる必要があります。
たとえば、お風呂の時間になったら決まった音楽を鳴らしてみてはいかがでしょう。
遊びに夢中になっている子供に気づかせるために、決まった時間に鳴るようにセッティングしておけば、「この音楽が鳴ったらお風呂の時間だ!」と習慣づけることができます。
学校のチャイムのような役割ですね。
また、子供に「お風呂は楽しい時間だ」と思って貰えるようにおもちゃにも工夫してみましょう。
■おもちゃを日替わりで用意する
100円ショップなどで売っているようなおもちゃを一週間用意して、「今日はどれにする?」と子供に選んでもらいましょう。
または「今日のおもちゃをお風呂に用意しておいたよ!何かな~?」と子供がワクワクするようなお風呂の誘い方をしてみてはどうでしょうか。
おもちゃは、お風呂用じゃなくても、家にあるものでお風呂に持ち込めるものならなんでもいいと思います。
お風呂でシャボン玉をしてみたり、ペットボトルに穴をあけてみたり、ビニール袋、風船、ブロック・・・目に付いたものならなんでもOK!
「これ、お風呂に入れたらどうなるかな?浮くかな?沈むかな?お風呂で試してみようか」などと子供の好奇心を刺激してみるといいでしょう。
次第に子供から「今日はコレをやってみたい!」と言ってくれるかもしれませんよ。
■スポンジ積み木などオリジナルのおもちゃをつくる
100円ショップなどで売っている食器洗い用のスポンジを四角や三角の形に切って、積み木のようにして遊ばせましょう。
湯船のフチや、湯船の上に洗面器を浮かべたり、どれだけ高く積めるか競争するのも楽しいですよ。
ハサミを使える子供なら、事前にスポンジを好きな形に切らせてあげると、自分で作ったおもちゃで遊べる喜びも加わって「早く遊びたい!」という気持ちになると思います。
スポンジで遊ばなくなったら、掃除用に使うこともできます。
■戦いごっこで誘う
とくに男の子は、世界の平和を守るヒーローになりきるのが得意なので、それを利用してみましょう。
お風呂に怪獣のフィギュアなどを用意しておいて、「お風呂に怪獣が出たよ!やっつけて!」お願いするんです。
水鉄砲なども用意してあげれば、子供は急いでお風呂へ直行してくれますよ。
■シャンプーやボディーソープの泡でネコ耳などをつけてあげる
とくに女の子の場合、ネコやウサギが好きだったりしませんか?
なので、シャンプーを泡立てて髪を洗ったら、その泡を使って髪の毛をネコやウサギの耳のようにまとめてあげると喜んでくれますよ。
ボディーソープも泡立てて、顔にネコの髭などつけてあげると、より喜んでくれます。
■スタンプカードを作って特典をつける
スタンプカードを作り、達成できたらご褒美をあげる特典をつけてみましょう。
たとえばスタンプ10個で、いつものお風呂上りの飲み物を好きなジュースにグレードアップしてみたり、お菓子を1つ買ってあげるなどです。
そうすれば、スタンプを集めるために自分からお風呂に入ってくれるかもしれません。
おわりに
子供がお風呂嫌いになる理由はさまざまですが、まずはお風呂の何を嫌がっているのか見極めましょう。
あとは「お風呂は楽しく遊べる時間」と思ってもらえるように、手を変え品を変えいろいろ試して、子供が嫌がらずにお風呂タイムに入れるよう工夫してみてくださいね。