子供は小さければ小さいほど、自分の意見を押し通そうとしてわがままを言います。
まだ小さいから仕方ないと思いつつも、毎回繰り返される子供のわがままにイライラしてしまうお母さんも多いですよね。
どうしたら、子供のわがままにイライラしないですむのでしょうか・・・?
また、子供のわがままはどこまで許していいのかについてもお伝えしていきます。
子供のわがままにイライラ…でもそれって本当にわがままなの?
親からしたらわがままにしか見えませんが、実は子供のわがままはわがままでなかったりします。
どういうことかというと、子供はまだ物事がよくわかっていませんよね。
だから、今すぐやりたいことはやりたいと主張するし、欲しいものは欲しいと言います。
つまり、わがままではなく、ただ自分の気持ちを素直に伝えているだけなんです。
それがわがままだと感じてしまうのは、自分が子供の頃、やりたいことを主張したり欲しいものを欲しいということを「わがまま」だと言われて育ってきたからです。
また、周りからも「わがままな子ね」などと言われることで、自分はわがままな子だったって思ってしまうんですよね。
なので、そういった自分の子供の頃に「わがまま」と言われていたことを、自分の子供がすれば自然と「わがまま」だと感じてしまうんです。
子供のわがままでイライラしないようにするためには、それは「わがままじゃない」と認識することが大切です。
我が家の子供も、小さいころは自己主張の強い子だったのでとても大変でした・・・。
子供が2人いるんですが、上の子のときは子供の主張がすべてわがままに思えて、毎日本当にイライラしていましたよ。
でも、上の子を育てていてわかったからというのもあるんですが、下の子が生まれてから考え方が変わったんですよね。
子供からいろいろ欲求をされても、わがままな子だとは思わなくなったんです。
子供のわがままはわがままではないと考えるようになったら、あまりイライラすることもなくなりました。
よく、下の子が生まれたり、お母さんが仕事を持つようになって忙しくなるとわがままを言いだす子供もいます。
でもそれは、お母さんに甘えたいからですよね。
そこでお母さんがイライラして子供を叱ってしまっては、子供は「甘えるのはいけないことなんだ」と感じて甘えられない子になってしまいます。
なので、子供がわがままを言いだしたら、一度深呼吸して、何のためにわがままを言っているのか子供の話をしっかり聞いてあげましょう。
考え方一つで、子供のわがままに対する捉え方が変わってきますよ。
子供のわがままはどこまで許す?
子供のわがままを許すか許さないかは、子供の年齢にもよりますよね。
たとえば、まだ2歳くらいの子供に「我慢をしなさい」と言っても、きっと理解してくれないですよね。
それに2歳ぐらいの年齢の子供は、どこまで親が付きあってくれるのか試していることもあります。
親の愛情を確認したいけれど、その方法が分からないから駄々をこねたりして反応をみているんです。
なので、2歳くらいまでは、できる範囲でわがままを聞いてあげるといいと思いますよ。
子供が3歳を過ぎて、いろいろな物事を理解できるようになってきたら、子供のわがままに対するルールを決めていきましょう。
たとえば、子供っておもちゃを欲しがりますよね。
なので、誕生日やクリスマス以外はおもちゃを買わないと約束します。
約束した日以外におもちゃを欲しがったら、「約束と違うよ」と言って断固拒否しましょう。
子供がおもちゃを我慢できたら「えらいね」って褒めてあげてくださいね。
また、子供のわがままには、「できないくせいにやりたがる」というのもあります。
たとえば、料理に興味を持った子供が、まだ包丁なんて使えないのに「野菜を切る!」って言ってみたり・・・。
親としては包丁なんて危ないから、できないことはやらせたくないと思いますよね。
でも、それは我慢させてはいけませんよ。
なぜなら、やりたいのにやらせてもらえないと、「やってはいけないんだ」と思って何にもやらない子供になってしまうからです。
そんなときは「包丁は危ないからハサミで切ろうか」など、ほかの方法を提案してみましょう。
または「今は危ないからできないけど今度やろうね」などと言って約束してみたり、子供のやる気を削がないように何か対策を考えてみてくださいね。
おわりに
子供のわがままにイライラしてしまうのは、お母さん自身が疲れていることが原因かもしれません。
何でも完璧にやらないと気が済まないと考える人ほど、「子供もきちんと育てないと・・・」って変に気負ってしまうんですよね。
気持ちはわかりますが、少しは肩の力を抜くことも忘れないで下さいね。
たまには、手を抜いても大丈夫です。
お母さんがイライラしていたら、子供が一番かわいそうですよ。