夏になると必ず使うエアコンの冷房(クーラー)。
しかし、困ってしまうのがエアコンをつけていると身体が寒くなってしまうことですよね。
だからといってエアコンを消すと、今度は暑くなってしまうという・・・。
エアコンはつけたり消したりするのは電気代が余計にかかってしまうので、なるべくつけっぱなしにしておきたいものです。
そこで今回は、エアコンの冷房をつけると寒いけど消すと暑くなる原因と対処法を調べてみました。
冷房にすると寒いけど消すと暑いのはなぜ?
エアコンの冷房は冷気を出して室温を下げているように感じますが、実はそうではありません。
冷房は、室内の熱を取り除いて温度を下げています。
そのため、エアコン消すと室内の温度は暑い外気の影響を受け、だんだんと上がってしまいます。
断熱効果の高い建物の場合、エアコンを消してもある程度温度を保つことができます。
しかし、断熱効果が低い建物は、外気の影響を受けやすいため室内の温度がすぐに上がってしまうのです。
このように建物の断熱効果によって差はあるものの、30℃以上の真夏日のときは、エアコンを切るとすぐに外気の影響を受けて室内温度は上昇してしまい、暑く感じてしまいます。
また、暑くなったところに低い温度で冷房をつけてしまうと、一気に室内の温度が下がって寒さを感じてしまうことになるのです。
冷房が寒い時の対策は?
冷房をつけると寒い・・・、でも消すと暑いということで、こまめにエアコンをつけたり消したりしていませんか?
実は、こまめにエアコンをつけたり消したりすると電気代が高くなってしまいます。
エアコンは、はじめの10分程度で一気に電力を使って室内の熱を取り除こうとします。
そのため、エアコンを頻繁につけたり消したりをすることは、面倒なだけでなく電気代も高くなってしまう行為なのです。
しかし、ちょっとした工夫で解消することができますので、ぜひ試してみてください。
■設定温度
冷房にしていると寒いと感じる人は、設定温度を上げましょう。
一般的に設定温度は28℃くらいがベストと言われていますので、28℃前後に設定してみて下さい。
もちろん、その日の気温や天気にも左右されますので、外気の温度より5~6℃くらい低い温度に設定するのがオススメです。
■対策
直接エアコンの冷気が体にあたると、体感温度が下がって寒くなってしまいます。
また、冷たい空気は下に溜まる性質があるので、風の向きは下向きにしないようにしましょう。
エアコンの風向きは上向きもしくは横向きにして、冷気が下に溜まらないように扇風機やサーキュレーターを使って室内の空気を均一にすると寒さを感じにくくなります。
エアコンの風量を少なく調節するのもオススメです。
また、日本の夏は湿度が高いので、この湿度の高さも暑さを感じやすくなる原因です。
除湿するだけでも暑さを防ぐことができますので、寒いと感じたらエアコンのドライモードを使用しましょう。
冷房をつけたまま寝ても大丈夫?
エアコンのタイマーをかけて寝る方法もありますが、エアコンが止まると暑くて寝苦しかったり、起きてしまうことがありますよね。
タイマーが切れると暑くて目が覚めてしまう場合は、一晩中エアコンをつけっぱなしにしましょう。
夏はただでさえ体力を消耗する季節です。
よく眠らないと疲れがとれませんので、タイマーはかけずに寝ていても寒くならない28℃以上に温度設定をするか、もしくは除湿にして、つけっぱなしにして眠るのがオススメです。
ただし、エアコンの風が直接当たるのは身体に良くないですし寒くなるので、身体に当たらないように風の向きは上か横向きにしたり、扇風機などで空気を動かすようにしましょう。
扇風機の風も体にあたり続けると良くないので、扇風機の向きを天井や壁に向けたりして、身体にあたらないように工夫してみてくださいね。
おわりに
暑さや寒さを我慢すると体調が悪くなってしまいます。
エアコンをつけたり消したりは電気代もかかるので、温度設定や風向きを変えて、寒くなりすぎないようにしてくださいね。