インフルエンザが流行すると、学校や幼稚園に通っている子供は家族の中で真っ先に感染することが多くなります。
子供がインフルエンザにかかると、体力の消耗が激しくなるので心配になりますね。
でも、インフルエンザには特効薬はないので、症状がおさまるまで安静にするしかありません・・・。
また、子供がインフルエンザにかかったら、早く治ってもらうために栄養のある食べ物を食べてもらいたいですが、どのようなものがいいか悩みますよね。
そこで今回は、インフルエンザにかかった子供の食事や食欲がない時の対処法を紹介します。
インフルエンザの子供に補わせたい栄養
子供がインフルエンザにかかった場合、まず必要なものは水分です。
子供は脱水症状を起こしやすいので、とくに高熱がある場合は水分補給を欠かさないようにしましょう。
水分が吸収されやすいスポーツ飲料は、そのままの濃度ではなく薄めて飲ませてあげるといいですよ。
水分とともに補いたい栄養はビタミンCとビタミンB群です。
ビタミンCは免疫力を維持するために欠かせない栄養なので、風邪予防にも効果があり、風邪薬にビタミンCが配合されることもありますよね。
インフルエンザも同様で、免疫力を高めることはウイルスを早く追い出そうとすることになるので、ビタミンCを含むフルーツなどを食べさせてあげるのも良いですよ。
ビタミンB群は、エネルギーの代謝を助けることや、鼻や喉など粘膜の強化に必要な栄養で、インフルエンザの症状で体力が消耗されるのを防ぎます。
ビタミンB群は肉や魚、大豆、緑黄色野菜などに多く含まれていますので、早く回復させるためにも少しでもいいので食べさせてあげてみてくださいね。
インフルエンザの子供に食べさせやすい食事
インフルエンザで喉が痛い時や咳が出ている時には、飲み込みにくい食事ではなく、ヨーグルトやプリンなど噛まなくても喉を通りやすいものを少しずつ食べさせてあげましょう。
ヨーグルトにバナナを柔らかくつぶしたものや、すりおろしたリンゴを混ぜてあげげると食べやすいのでオススメです。
無理に食べさせる必要はないですが、少量でも口にしてもらうため、基本的には子供が食べたがるものを食べさせてあげましょう。
熱がある時には冷たいアイスクリームもおすすめです。
アイスクリームは牛乳を原料にしているので、たんぱく質を補うことができます。
発熱時は体力の消耗が激しいので、アイスクリームはカロリーの補充にも適していますよ。
ただし、インフルエンザの影響でお腹を壊しているような場合は、冷たいものは控えてくださいね。
インフルエンザで食欲がない時の対処法
早く元気になって欲しくても、インフルエンザの子供が食欲がなくて「食べたくない・・・」といっている間は無理に食べさせるわけにもいきませんよね・・・。
そんな時には飲み物で栄養補給するようにしましょう。
たとえば、レモン果汁とハチミツをお湯に溶かしたホットレモネードは、レモンのビタミンCとハチミツに含まれる栄養が免疫力を高めてくれます。
とくに抗菌作用の強いマヌカハニーというハチミツは、インフルエンザの予防にも効果があると言われていますよ。
熱すぎるとビタミンCが壊れてしまうので、50度くらいのお湯でつくってみてくださいね。
ただし、1歳以下の子供は、乳児ボツリヌス症のリスクがあるのでハチミツは絶対に与えないようにしてください。
野菜や果物のジュースも、食欲がない時でもビタミン補給も水分補給もできるのでオススメですよ。
インフルエンザのときは、食欲がなくても飲み物だけは欠かさないように注意しなければいけません。
もしも子供が飲み物も受け付けないような場合は、脱水症状を起こす危険があるので早めに病院に連れて行きましょう。