なぜだかよくわからないけど、無性にイライラするってことありますよね。
だからといって、不機嫌をあらわにして周りの人に当たってしまっては、人間関係を悪くしてしまいます。
さらに、自己嫌悪に陥ったりして、負の感情のスパイラルにハマってしまうことも・・・。
現代はストレス社会ともいわれていますし、理由がなくてもイライラするということは誰にでもあることです。
そこで今回は、そんなイライラをできるだけ早く静めるための対処法を紹介します。
無性にイライラするときの対処法
「イライラする」「何となく腹が立つ」というときは、自律神経のうちの交換神経が活発になっている「興奮状態」です。
このとき身体の中では心拍数が増加し、心臓から送り出される血液量も多くなりますので血圧が高くなります。
とても感情的になっている状態ですので、平常時のような冷静な判断ができず、周囲に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
そんなときには、いち早く自分を落ち着かせることが大切です。
イライラを放っておいても何も良いことはありません。
そんな無性にイライラする気持ちの対処法として、4つの方法を紹介します。
■運動をする
イライラする時は、頭を空っぽにして運動することが手っ取り早い対処法です。
イライラで興奮しているエネルギーを運動で発散させてあげましょう。
気分が落ち着いて来たら、イライラの原因を冷静に見つめ直すこともできるはず。
なので、無性にイライラしているときは思い切って激しい運動をしてみるのが効果的ですよ。
職場などでイライラしたときには、その場を離れ、少し散歩するだけでも気分転換になりますよ。
■イライラを静める食べ物
イライラしているときやストレスが溜まっているときに摂りたい栄養素は、トリプトファン、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB群、ビタミンCなどがあります。
トリプトファンは、興奮を抑えて精神を安定させる作用のあるホルモン「セロトニン」を作るのに必要なアミノ酸です。
トリプトファンを多く含むのは、乳製品や大豆製品、アボカド、アーモンドなどのナッツ類です。
また、カルシウムが不足するとイライラしがちになるという話、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか・・・?
カルシウムもそうなんですが、マグネシウムも一緒に摂ることでよりイライラに効果的なんですよ。
カルシウムは牛乳やチーズなどの乳製品や煮干し・小松菜など、マグネシウムはナッツや海藻類に多く含まれていますよ。
スナック菓子に含まれるリン酸はカルシウムやマグネシウムの吸収を阻害するので、食べ過ぎには気を付けてくださいね。
また、ストレスを感じるとビタミンB群やビタミンCを多く消費します。
このため、ビタミンを豊富に含む食品も摂取するのがオススメです。
■イライラ解消にオススメな飲み物
イライラを鎮静化してくれる飲み物もあります。
リラックス効果がある飲み物というと、ハーブティーを思い浮かべる人も多いのでは?
とくに気分を落ち着かせるお茶として、カモミール、サマーセーボリー、アメリカンジンセングなどがオススメです。
スッキリ目覚めるために毎朝コーヒーを飲むという人は多いですが、コーヒーにもリラックス効果があります。
イラっとした時には、カルシウムを含む牛乳をたっぷり加えたカフェラテがよいでしょう。
ただし、興奮作用のあるカフェインの摂り過ぎには注意してくださいね。
このほかにも、ビタミンCをたっぷり含むグレープフルーツジュースや、シュワシュワののど越しでリフレッシュできる炭酸水なども効果的ですよ。
■アロマを利用したイライラ対処法
神経が高ぶっておさまらないというときには、アロマを使うという方法もあります。
精油やキャンドル、お香などを使って、お部屋にリラックスムードを演出しましょう。
イライラするときにオススメな香りは、
・レモングラス
・ベルガモット
・ラベンダー
・ローマンカモミール
・ユーカリ
・ローズマリー
などです。
たくさんの種類がありますので、その中からリラックス効果のあるもので、自分の好みに合った香りを選んでくださいね。
関連記事すぐに怒らない!イライラを即効で抑える方法は?原因も考えてみよう
おわりに
無性にイライラする時の対処法を4つお伝えしました。
その他にも深呼吸する、紙にイライラの原因をかきだしてみる、イライラを我慢するというような方法もあります。
イライラやストレス解消の方法は人によって相性がありますので、普段から自分なりのリラックス法を見つけておくと良いでしょう。
また、できるだけおおらかな気持ちでいるように、マインドを鍛えていくことも必要かもしれませんね。