お歳暮は日頃のお世話になっている方へ感謝の気持ちとして贈るものですが、疎遠になってしまった人へのお歳暮はどうしたらいいか頭を悩ませるものですよね。
思い切ってお歳暮を贈るのをやめたいものの、やめるタイミングはいつ頃がいいのでしょうか・・・?
そこで今回は、お歳暮を辞めるタイミングと辞め方についてまとめてみました。
お歳暮は誰に贈るもの?
祖先の霊にお供え物として、嫁いでいった子供や分家の人が親元や本家へ持っていた贈り物がお歳暮の始まりと言われています。
それが時代とともに、日頃からお世話になっている人へお歳暮を贈る風習へ変わりました。
お歳暮は本来、自分と同等以上の目上の人に贈るものですが、最近では感謝の気持ちとして贈る人も増え、友人や同僚へお歳暮を送る人もいるようです。
・自分の親や旦那(妻)の親
・親戚
・会社の上司
・お世話になっている習い事などの先生
・結婚した時にお世話になった仲人
お歳暮を贈る相手は、「今までお世話になった人」で「これからもお世話になるだろう人」が対象となります。
なので、基本的に疎遠になってしまった人へはお歳暮を贈る必要はありません。
お歳暮はいつまで続けるべき?
疎遠になった方のお歳暮をやめるタイミングは、今後の関係性によっても違います。
基本的にはお付き合いがなくなったら、お歳暮を贈る必要はありませんので、思い切ってやめてしまいましょう。
いきなりお歳暮をやめるのは気が引けるという場合は、だんだんとお歳暮の金額を下げていき、最後はお歳暮のかわりに年賀状を送るようにしましょう。
■会社の上司や同僚
自分または上司や同僚が会社を辞め、今後、お付き合いがない場合はお歳暮を贈る必要はありません。
■習い事などの先生
習い事を辞めたらお歳暮を贈る必要はないでしょう。
■結婚のときにお世話になった仲人
「縁は3年切り」と言う言葉があり、仲人には3年間お歳暮を贈る風習があります。
3年と言うのは、新婚生活が軌道に乗り始め、親や仲人の助けがなくても自分たちだけで生活出来るようになるのが3年ぐらいだからです。
そのため、3年を過ぎたら仲人にはお歳暮を贈る必要はありません。
■子供の嫁ぎ先の親戚
子供の嫁ぎ先の親戚へは、孫が誕生したらお歳暮を贈るのを辞める人が多いようです。
お歳暮をやめるときの文例
お互いにお歳暮を贈り合っている仲で、お歳暮をやめたいときは、お歳暮を贈る時に一言添えて辞めるという方法があります。
これまでの感謝の言葉と共に断りの言葉を入れましょう。
いつもお気遣いいただきありがとうございます。
ご無沙汰になってしまっているのに、このようにお気遣い頂き、心苦しいばかりです。
ぜひ、今後はお気遣いなさらないようお願い申し上げます。
おわりに
両親や親戚は、今後も付き合いがあるのでお歳暮をやめるのが難しいですよね。
親族間の習慣などもありますので、お歳暮をやめたいときは両親などに相談してみましょう。