子供がいる生活は、自分のペースで事が進まず、イライラしてしまうこと多いですよね。
言うことを聞かない子供、溜まっていく家事、気が利かない夫、無神経な親の言葉・・・。
「一生懸命やっているのにあれもこれも上手くいかない!!」・・・とイライラが溜まってはいませんか?
しかし、親が毎日イライラしていたら、子供にとって影響はないのかな・・・?
────なんて不安にもなりますよね。
子育て中にイライラしてしまうのは仕方がありません。
イライラが爆発して子供に怒鳴ってしまうこともありますよね。
たまにならそれほど問題にはなりませんが、毎日のように大きな声で怒ってしまう、子供が委縮するくらいガミガミ言い続けてしまうのは、子供の成長にとって良くありません。
そこで今回は、イライラをぶつけ続けると子供にどんな影響があるのか、子育て中にイライラしない方法はあるのか調べてみました。
子育てのイライラは子供にどんな影響を与える?
子供にとってお母さんは唯一無二の存在です。
子供はお母さんが大好きで、常にお母さんから愛されたいと思っています。
子供はハッキリと「愛されたい」という気持ちを認識してはいないでしょうが、すこしでも顔が見えないと不安だったり、抱っこしてほしかったり、声が聞きたかったり・・・。
一人で遊びに集中していると思っても、それは近くに母親の存在を感じているから安心して遊んでいられるのです。
しかし、そんな大好きなお母さんに、毎日大きな声で怒られ続けたら、ピリピリされ続けたらどうでしょう。
大人だって、自分の好きな人に怒鳴られたり、「来ないで!」って言われたりしたら傷つきますよね。
ましてや大好きなお母さんから言われたら、子供はどんなに傷つくことでしょう。
母親がイライラを毎日ぶつけ続けると、次第に子供にも影響が出てきます。
一番心が落ち着く、安心できるはずのお母さんに否定され続けるのですから、心が不安定になり、自己肯定感を欠く子供になります。
ありのままの自分では怒られてしまうので、嘘をついて自分の身を守るようになります。
そして、家で抑圧されている分、保育園や幼稚園などで解放的になり、友達に攻撃的になったりルールを守らないなどのトラブルが多くなりやすいのです。
きちんと躾をしたくて子供に言い聞かせているつもりが、これでは逆効果ですよね・・・。
本当は、友達と仲良く遊んだり、社会のルールを身につけて欲しいと子供の為を思って怒ったりしているはずです。
ただ、それも子供が委縮するほど怒鳴ったりイライラをぶつけ続けていると、子供は恐怖でお母さんの言っていることがきちんと理解できないまま身を守るための行動をとってしまうことが多くなってしまうのです。
子育て中にイライラしない方法は?
では、どうすれば子育て中にイライラいないので過ごせるのでしょうか・・・?
子供に対してイライラしてしまうお母さんは、子供のことが嫌いなのではなく、子供のことが大事で、いつも子供のことを考えているというお母さんが多いと思います。
そのため、「子供のため」という気持ちが強すぎて過干渉だったり、支配的になってしまうのです。
子供の将来のためを思うと、いろいろ言いたくなりますよね。
正しいことを教えてあげることは大切です。
しかし、子供のためにと思い、いろいろと干渉してしまいたくなり、それが思い通りにいかないことがイライラの原因のだったりします。
子供のうちに失敗しないとわからないこともたくさんあります。
「お母さん違うと言うけど、自分はこうやりたいんだ!」という子供の気持ちを尊重することも大切です。
そうはいっても、「危ない!」と注意しても危ないことをしたり、「汚れるからやめて!」ってお願いしているのに汚されたり・・・
イライラしますよね。
しかし、子供ってそんなものです。
子供の行動に対してイライラしてきたら、イライラをぶつける先を子供ではなく、違う方に向けてみましょう。
たとえば、何かを汚されてしまったら、黙々と掃除をして、ついでに他に気になってたところも一緒に掃除してみたり。
怒っているときのパワーを使って、普段の家事をすると結構サクサク進んだりしますよ。
そして、スッキリ片付いたら気分も落ち着いているので、冷静に子供と向き合えるようになります。
掃除ではなくても、野菜をいっぱい切ったり、作り置きのおかずを黙々と作るのもいいと思います。
少しだけ一人きりになるのも良い方法です。
子供だけになっても大丈夫かどうかだけはしっかり確認して、違う部屋にこもったり、トイレにこもったりします。
怒りを子供にぶつけてしまう前に、距離を置いて怒りをおさめるのです。
また、記録に残しておくという作業をすると、今起きていることを客観的に見ることができるのでオススメですよ。
ブログやインスタグラムで子供の日記つけてみたり。
楽しかったこともそうですが、「今日は子供のこんなことにイライラした」「ほんと子供って…」など、一日にあった出来事を振り返って日記をつけると、イライラしながらも「あ、これネタになる」なんて考えるもう一人の自分がいて、少し冷静になれたりします。
ブログなどではなくても、スマホで写真に残しておいてもいいですし、ノートなどにメモしておくだけでも構いません。
記録に残しておくメリットは他にもあって、少し前の日記を振りかえれば、子供の成長も感じることができますよ。
そして、「あのときはすごくイライラしていたけど、今はこれくらいじゃイライラしなくなったなぁ~」なんて、自分自身の成長にも気付くはずです。
過ぎてしまえば、大変だった日々もいい思い出になります。
また、自分自身や子供を他人と比較するのも大切なことです。
「あの人は家事も仕事も完璧にこなしているのになんで私は・・・」なんていう気持ちから、「この子が良い子にしてないから家事が進まない!」というイライラが子供に向かってしまうかもしれません。
また、「あの子はもう○○できているのにうちの子はまだできない」と思うと、子供に無理にやらせて、できないとイライラしたりすることだってありますよね・・・。
隣の芝生は青いという言葉があるように、他人のものは良く見えるものです。
他人のことが良く見えても、実際には完璧な人などいないので、自分は自分と言い聞かせて、イライラせずに毎日を送る方がずっと幸せです。
おわりに
ママブログやインスタグラムを見ると、きれいに整理整頓されたお部屋、栄養バランスの取れた美味しそうな手作り料理、雑誌のようにオシャレなインテリアや洋服、休日は仲良く家族みんなでお出掛け・・・なんていう素敵な生活が目に留まります。
そんな生活に憧れつつも、自分の生活とのギャップに「なんで私は・・・」とイライラしてしまうこともありますよね。
いつもきれいな洋服を着てニコニコしているママだって、家ではイライラしたり、子供に怒ったりしています。
掃除だって手抜きの日もありますよ。
子供や家庭を大切に思い、完璧にしようと頑張っているお母さんはエライと思います。
しかし、完璧を求めすぎて、そのイライラが子供に向かわないように、上手く発散させることが大切です。
それに、完璧じゃなくても、お母さんが笑っている方が子供はまっすぐ育ってくれるものですよ。