子供 嘘をつく 理由 対処

子供の嘘、困りますよね。

すぐにバレる嘘をつくこともあるし、自分から「うっそ~」と言うこともありますが、ときには周りを振り回すような嘘をつくことがあります。

子供が日常的に嘘をつくようになってしまう前に、なんとかやめさせたいものです。

 

そこで今回は、子供が嘘をつく理由と嘘をつかれたときの対処法を考えてみました。

 




 

子供が嘘をつく理由は?

子供が嘘をつく理由は、大人が嘘をつく理由とあまり変わりません。

大人だっていろいろな理由で嘘をつくことがありますよね(^^;

 

しかし、子供が何の罪悪感もなく嘘をつくようになってしまったら

そのうちに友達をなくしてしまわないか
人から信用されなくなったらどうしよう・・・

などと心配になってしまいます。

 

子供がつく嘘は、主に以下のような理由が考えられます。

 

■注目を集めるため


娘の同級生の男の子の話は、よく「生まれてから今まで20回ぐらい骨折してる」「(近所の川)にワニがいて、手で引っ張って倒した」「夏休みから今年の大みそかまで船で旅行をする」などと娘に話します。

きっと、男の子は話を盛ったり嘘を言ったときに周りから注目された経験があって、それが忘れられなくて嘘を重ねてしまったのでしょう。

 

しかし、嘘がバレてしまえば、周りから「嘘つき」といわれてしまうかもしれません。

 

■自分を守るため


ジュースこぼした、物をこわした・・・そんなときに「私はやってない!」と言い張るタイプの嘘です。

親としては、子供の言うことを頭から疑ってはいけないと思うと、強く問い詰めることができませんよね。

 

しかし、嘘をつくことで怒られずにすむという経験を積み重ねれば、子供は自分を守るために嘘をつき、嘘をつくたびにどんどん複雑な嘘をつくようになってしまいます。

 

人を傷つけないため


人を傷つけたくないという理由でつく嘘もありますよね。

優しい嘘でもありますが、ときにはかえって人を傷つけてしまうこともあります。

 

たとえば、私の娘は、作った料理があきらかに失敗しているのに「おいしいよ」と言って食べてくれるんですが、結局すぐに「おなかいっぱい」と言って残してしまうんです。

私は「おいしい」と「おなかいっぱい」ダブルで嘘をつかれてしまいます。

 

また、親を心配させないようにイヤなことがあっても大丈夫なふりをしたり、「なにもないよ」と言うこともあります。

 

子供 嘘をつく 理由 対処

 

子供に嘘をやめさせるには対応したらいい?

子供の嘘をやめさせるためには、やはり親の反応や対応が大切になります。

 

■自分が嘘をつかないようにする


親が嘘をついていたら、子供だって真似してしまいますよね。

子供が「その場をうまくやり過ごすのに嘘をついてもいいんだ」などと思ってしまったら、些細なことでも嘘をつくようになってしまいます。

 

なので、私も娘や誰かに自分の体験談を話すときは、決して嘘をついたり話を大げさにしないように気を付けています。

 

■嘘をついたらどうなってしまうか教える


子供は嘘をついた結果、どうなってしまうかまで考えて嘘をついていません。

なので、嘘をついたらどうなってしまうか、嘘をつくことでのデメリットを子供に教えてあげましょう。

 

たとえば、本当は好きな子なのに嫌いだって嘘をつく場合がありますよね。

 

嫌いと言われたら、人は傷ついてしまいますよね。

それに、嫌いと言ったせいで、本当は好きなのにその人から嫌われてしまうかもしれません。

嘘だったと言ったところで、嘘ばかりついていたら何が本当のことか周りの人はわからないので、信じてもらえなくなる可能性だってあるわけです。

 

嘘をついたら自分に都合が悪いことになる、ということが身をもってわかるようになれば、嘘をつくのをやめるかもしれませんね。

 




 

子供が嘘をついたときの対処法

基本的には子供の言うことは信じたいですが、明らかに嘘をついていたり、子供がついた嘘がバレたときは怒る必要がありますよね。

しかし、親が頭ごなしに怒ってしまうと、それを回避するために子供はさらに嘘をつくようになってしまいます。

 

■本当のことを言ったらほめる


子供が嘘をついていることがわかったら、すぐに怒るのではなく、まずは子供の話をしっかり聞きましょう。

たとえば物を壊したのに嘘をついている場合、「わざとじゃないんだよね?」とやさしく聞くようにすれば、子供も本当のことを言いやすくなります。

そして、自分がやったことを正直に話したら「本当のことを教えてくれてありがとう」とほめてあげましょう。

 

■言い方を変える


嘘をついているとわかったときは、ほかの時とは違う怒り方にするのがオススメです。

たとえば、「嘘をつかれて悲しかった・・・」という気持ちをメインにして怒るようにします。

子供は、嘘をついたことで親を悲しませてしまった・・・と感じるので効果的ですよ。

 

おわりに

子供の嘘をやめさせたり怒ったりする前に、親も子供と誠実に向き合い、嘘をついたりしないように気を付けてみてくださいね。

子供の嘘は簡単にはなくなりませんが、嘘をつかずに生きている方がどんなにいいか、身をもって感じることができれば嘘をつかなくなるようになるかもしれませんね。