星座占い、血液型占い、タロット占い・・・
お正月にはおみくじを引いて、1年を占う人も多いと思います。
占いなんて当たらないと思いつつも、ついつい気になってしまうものですよね。
とくに悩みがあるときは、悪い結果は信じたくないけど良い占い結果は信じてみたくなります。
そこで今回は、占いを信じることで生まれる効果についてまとめてみました。
占いは信じると効果はあるの?
実は、占いは昔から生活の指針として用いられており、とても身近なものなんですよね。
たとえば、カレンダーによく書かれている六曜。
大安だと縁起がよく、仏滅は不吉だと言われていますよね。
占いなんて信じていないっていう人でも、なんとなーーく気になってしまうものではないでしょうか?
明治時代にはもっと複雑な占いがブームになっていて、庶民の生活の指針になっていたのですが、占いを信じるあまり、賭け事などにお金をつぎ込んでしまう人が続出してしまったそうです。
どういうことかというと、今日はツイているという占い結果を信じて賭け事をして、実際には負けてしまい、身を亡ぼす結果になってしまう人が続出してしまったんです・・・。
そのため、当時の政府は「占い禁止令」を発令したほどなんですよ。
しかし、「信じるものは救われる」という言葉があるように、占いを信じると効果があるといわれています。
この効果は「プラシーボ効果(プラセボ効果)」、または「偽薬効果」と呼ばれています。
プラシーボ効果では、実際には効果がないものでも、信じることで良い方向へ向かうことができる効果のことをいいます。
たとえば、○○によく効く薬だと言われたものを飲んで、実際にはそのような効果がなくても、病気が治ったり症状が改善したりするのです。
プラシーボ効果には医学的な働きはなく、そのメカニズムは完全には解明されていませんが、自分自身をマインドコントロールすることで、良い結果へと繋げようと無意識に体が動くのではないかといわれています。
占いにおいては、たとえば「ピンクのものを身につけると彼氏ができる」と聞いて実践した結果、「本当に彼氏ができた」なんてことがありますよね。
これも一種のプラシーボ効果であり、ピンクのものを身につけたから彼氏ができると思い込んだことで脳が恋愛モードになり、彼氏をつくろうと無意識に行動を起こした結果です。
「占いが当たった」というより「当たるように行動した」という方が正しいかもしれませんね。
ただ、占いを信じたからって、本当にそうなるわけではありません。
「いい出会いがある」と書かれていても、家に引きこもっていたら誰とも出会いません。
それに、すごく占いの結果を信じていたのに当たらなかった場合、信じてしまったことをバカらしく感じてしまいますよね。
結局のところ、占いを信じるべきか否かは、自分次第・・・ってところでしょうか。
しかし実際、私の周りにも占いを信じている人はたくさんいます。
私はとある団体に勤めており、中小企業の社長さんと知り合う機会が多いのですが、占いを信じて改名(ビジネスネーム)をしている人は本当に多いですよ。
パワーストーンを身に着けたり、お抱えの占い師がいたり・・・、いろいろと縁起担ぎしている人もたくさんいます。
経営者として成功しているわけですので、占いを信じて行動した効果もあるかもしれませんね。
おわりに
いい占い結果を信じてプラスに考えて行動すれば、それが本当になるかもしれません。
占いに頼りすぎるのは良くないですが、都合のいいところだけ信じて活用すれば、自分の人生を良い方向に向けていくことができるかもしれませんね。