温泉に入ったらいつも肌身離さず身につけていたアクセサリーが変色してしまった・・・そんな経験はありませんか?
お風呂に入っても変色することはないのに、なぜ温泉に入ると変色してしまうのでしょうか?
そこで今回は、温泉でアクセサリーが変色してしまう原因と対処法についてご紹介します。
温泉でアクセサリーが変色してしまう原因は?
家のお風呂では変色しないアクセサリーが温泉で変色してしまう理由・・・それは温泉の成分にあります。
温泉の中には「硫黄」を含んでいる、いわゆる「硫黄泉」というものがあります。
卵が腐ったような独特なにおいを発する硫黄泉ですが、さまざまな病気や症状に効果があるとして人気の高い温泉です。
この温泉に含まれる硫黄は、金属と反応してしまうためアクセサリーが変色してしまうのです。
温泉でアクセサリーが変色してしまったときの対処法は?
温泉でアクセサリーが変色してしまっても諦める必要はありません。
しかもとても簡単な方法で元に戻すことが出来るので安心してくださいね。
なぜなら、アクセサリーが変色したといっても金属の表面のみが変色しているだけなので、表面を磨いてあげるだけでキレイになるからです。
もし、身近なものを使って早くきれいにしたいというのであれば、「歯みがき粉」がオススメです。
変色してしまったアクセサリーに歯みがき粉を少量つけて、布やティッシュなどを使ってこすります。
歯みがき粉には研磨剤が入っているので、アクセサリー表面の汚れをスムーズに落とすことができるんですよ。
歯磨き粉を使ってアクセサリーの変色を落とす場合、歯ブラシを使ったり力をこめてこすると金属を傷めてしまう可能性もあるので、必ず布やティッシュを使うようにしましょう。
しかし、歯磨き粉では、かなり変色がひどくなってしまった場合は落とすまでに時間がかかるかもしれません。
アクセサリーの変色をもとに戻す最も簡単な方法は、アクセサリー専用のクロス(布)で磨くという方法です。
アクセサリー専用のクロスには、微細な研磨剤が含まれているため、アクセサリーの変色はもちろん、小さな黒ずみや汚れをきれいに削り落とすことができますよ。
また超音波洗浄器でもアクセサリーの変色をキレイにすることができます。
超音波クリーナーはアクセサリーの変色だけでなく、メガネや様々な貴金属の汚れを取ることもできるので家に一台あるとなにかと便利ですよ。
Personal-α (パーソナルアルファ) 超音波洗浄器ウルトラソニッククリーナー
ほかにも、お掃除の万能クリーナーともいわれている「重曹」を使って、アクセサリーの変色を元に戻すことができます。
■重曹を使ったアクセサリーの変色の戻し方
- ボールなどにアルミホイルを敷き、そこに温泉で変色したアクセサリーを置く
- 重曹を小さじ1杯ふりかけ、お湯をかける
(お湯をかけると重曹がぶくぶく泡立ちます) - 泡立ちが治まったら、割りばしなどを使ってアクセサリーを取り出し水洗いする
重曹でアクセサリーの変色を元に戻す場合は、お湯の温度が低いとうまく反応を起こさないので熱湯を使うようにしてください。
温泉で変色したアクセサリーを元に戻す方法を紹介しましたが、温泉でアクセサリー変色してから時間が経ち過ぎると、どの方法でもキレイにならない場合があります。
もし、何をしてもアクセサリーの変色を元に戻せなかった場合は、専門業者にお願いする方が安心ですよ。
温泉で変色しないアクセサリー(金属)はあるの?
温泉で最も変色しやすい金属は銀(シルバー)、その次が銅といわれています。
アクセサリーに使われやすい銀は、温泉だけでなく汗や空気中に含まれる酸素など様々なものと反応しやすく、変色もしやすいです。
そのため、変色しやすいシルバーアクセサリーは、こまめにケアをしていく必要があります。
逆に他の物質と反応することがない、変色しないとされているのは「プラチナ(白金)」「金」です。
しかしプラチナや金は変色はしませんが、柔らかいため変形しやすいというデメリットがあります。
そのため、プラチナや金をアクセサリーなどにする際、強度を増すなどの理由で他の金属と混ぜ合わせることがあります。
純度が低いプラチナや金だった場合、混ぜ合わせた金属が温泉の成分と反応して変色してしまうという可能性もありますよ。
おわりに
温泉に入りに行くとき細かく成分をチェックするということってなかなかしないですよね。
どの成分に金属が反応するかも知識がないとわからないことでもあります。
1番ベストな方法は、温泉に入る前にアクセサリー類をすべて外してしまうということです。
大切なアクセサリーが変色してしまったら、せっかくの温泉旅行も楽しくなくなってしまいますよね。
でも、アクセサリーを外すとなくしてしまう可能性もあるので、わかりやすい場所に保管するなどアクセサリーの取り扱いには十分注意してくださいね。