涸沢カール 紅葉 見どころ 混雑

涸沢(からさわ)カールの紅葉は、昔から多くの登山者に愛されており、毎年たくさんの人が訪れる人気のスポットです。

身近な場所でも綺麗な紅葉スポットはあると思いますが、登山をして見ることができる紅葉はまた違った魅力があります。

そこで今回は、登山を始めたばかりの人でも比較的行きやすく、絶景を楽しむことができる涸沢カールの紅葉の見ごろや混雑状況などをお伝えします。

 




 

涸沢カールの紅葉の見ごろと混雑状況

涸沢カール 紅葉 混雑

涸沢カールの紅葉の見ごろは、例年9月下旬から10月上旬で、近年は10月の1週目あたりに紅葉のピークを迎える傾向にあります

紅葉の時期は非常に混雑している涸沢ですが、多くの人が訪れたい場所だけあって紅葉はとてもきれいで絶景です。

 

ナナカマドの実と葉は真っ赤に染まりとても色鮮やかですし、黄色く染まったダケカンバの木もとても美しいですよ。

もちろんその他にもさまざまな木々が紅葉しているので、涸沢カールの美しい紅葉に感動することは間違いなしです。

 

紅葉シーズンの涸沢カールは、平日も混んでいますが、とくに土日は非常に混雑しています

山小屋に宿泊する場合は必ず早めに予約しておきましょう。

 

紅葉シーズンの山小屋は非常に混んでいるので、場合によっては1つの布団に2~3人寝ることになるかもしれません。

トイレも非常に混む場合があるので、覚悟しておく必要があります。

 

山小屋に泊まらない場合はテント泊になりますが、テント場も混んでいますので、なるべく早めに到着して場所を確保しましょう。

 

涸沢カールへのアクセス

涸沢カールは長野県の穂高連峰の東側の氷河によって削り取られた谷に位置する日本有数の氷河圏谷です。

涸沢カールへ行くには、上高地から歩いていく必要があります。

■車で行く場合


自然保護のためマイカー規制している上高地へは、車で直接行くことができません。

長野県側から行く時は「沢渡(さわんど)」から、岐阜県側から行く時は「平湯温泉」からタクシーまたはバスで行きます。

沢渡や平湯温泉には駐車場があるので、そこまでは車で行くことが可能です。

紅葉シーズンは駐車場も非常に混みますので、早めに到着しておくことをオススメします。

 

■電車で行く場合


JR松本駅もしくは松本電鉄上高地線・新島々駅から路線バスまたはタクシーで上高地まで向かいます。

 

■直行パスで行く場合


東京、大阪、名古屋、長野からは上高地行きの直行バスがでています。

 

涸沢カールまでの登山ルート

上高地のバスターミナルから涸沢カールまでは、歩いて片道約6時間です。

そのため、涸沢カールに行く場合は、涸沢にある山小屋(涸沢ヒュッテ涸沢小屋)あるいはテントで宿泊する必要があります。

 

一般的には、上高地のバスターミナルから「明神」→「徳沢」→「横尾」を通って涸沢カールまで行きます。

涸沢カールまでの道全体はしっかりと舗装されているので、登山に慣れた人だけでなく初心者でも安心して歩くことができるコースになっています。

 

涸沢カールまで行く途中には、河童橋や梓川などの名所を見ることができ、綺麗な景色を楽しめますよ。

 

体力に自信がない人や日帰りで行きたい人は、途中の明神(片道約1時間)や徳沢(片道約2時間)、横尾(片道約3時間)あたりまで行くだけでも十分に紅葉とトレッキングを楽しめます。

 




 

涸沢カールへ紅葉を見に行くときの服装は?

涸沢カールまでの登山道を歩いているときは暑いため、昼間は半袖にズボンでも大丈夫です。

登山中は、天候や気温に合わせて脱いだり着たりできるように、薄手の羽織れる上着を持って行き、温度調節ができるようにしておきましょう。

 

ただし、標高約2300mに位置する涸沢カールは、紅葉の時期になると夜には氷点下になることもあるので、防寒着を持って行く必要があります。

ダウンやフリースに加えて、厚手の靴下やインナーを持って行くと良いでしょう。

カイロを持って行くと冷え込んだ日でも安心ですよ。

 

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おわりに

涸沢カール 紅葉 テント

一年中、登山者に人気のある涸沢カールですが、紅葉シーズンが一番混みあいます。

山小屋も連日込み合った状況ですので、山小屋に宿泊する場合は、他の登山者への配慮を忘れないようにしましょう。

 

また、山小屋やテントに泊まったとき、ぜひ楽しんで欲しいのが夜に外から見える穂高連邦とテントあかりの景色です。

テント内で灯されたライトによってテントの色が映し出され、まるで暗闇にカラフルな無数のランタンが置かれているような光景を見ることができますよ。