夏は絶好の登山シーズンです。
各地の山では、一年のうちで最も多くの登山者で賑わう季節ですよね。
そこで今回は、日本アルプスの絶景が楽しめる長野県にあるオススメの山を難易度別に3つ紹介します。
ぜひ、今年の夏は楽しんでみてくださいね。
夏の登山シーズン長野県のオススメ3選
◆乗鞍山 難易度:初心者向け
北アルプスの南部にある乗鞍岳は、標高は3,026mと3,000mを超えるものの、標高2,700mの畳平まではバスで行くことができるので、登山初心者の方にもオススメです。
高低差およそ300mの比較的短い登山ですが、乗鞍岳にはたくさんの高山植物が咲きます。
たとえば、クロユリ、コマクサ、チングルマなどの可愛いお花を見ながら、登山を楽しむことができますよ。
◇アクセス
乗鞍山へは、長野県または岐阜県から行くことができます。
マイカー規制があるので、登山口の畳平まではバスで行きましょう。
高山駅よりバス→ほおのき平駐車場よりバス→乗鞍畳平
新島々駅よりバス→観光センター前よりバス→乗鞍畳平
新島々駅または松本駅よりバス→平湯温泉よりバス→乗鞍畳平
◇オススメ登山コース
往復およそ3時間程度の畳平から山頂(剣ヶ峰)を目指すコースがオススメです。
まず畳平を出発すると綺麗な花が咲くお花畑があります。
季節の植物を楽しみながら20分程度歩くと「肩の小屋」に到着し、そのまま70分程度歩くと山頂に到着します。
山頂からは360度の絶景パノラマが広がり、とても美しい、素晴らしい景色を楽しむことができますよ!
また、山頂から見える権現池はとても綺麗ですので、ぜひ見て下さいね。
◆燕岳 難易度:初心者~中級者向け
燕岳からは、たくさんの日本の山々を見ることができ、天気が良いときには長野県内の山はもちろん富士山など県外の山も見ることができます。
見ることができる山の数は標高700m以上の山が94座と言われており、美しい山の景色を満喫することができますよ。
また、山頂付近にはイルカに似た岩があり、とてもかわいいので、ぜひ探してみてください。
山頂からの景色もみどころですが、合戦小屋からの尾根ではコマクサ、シナノキンバイ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロなどの綺麗なお花を楽しむことができます。
◇アクセス
燕岳へはマイカーでも公共交通機関でも行くことが可能です。
マイカーの場合は長野自動車道の安曇野ICより約1時間15分で有明荘(駐車場)へ到着し、そこから徒歩約15分で登山口となります。
公共交通機関の場合はJR穂高駅より、中房温泉行きの定期バスで約50分、タクシーで約40分で登山口に到着します。
◇オススメ登山コース
有明荘のある登山口からの登山コースがオススメです。
登山口より約4時間かけてひたすら登山道を登って行くと、「合戦小屋」という山小屋に到着します。
合戦小屋までは樹林帯のため、展望はほとんどありませんが、合戦小屋を過ぎると少しずつ綺麗な景色が見えてきます。
そのまま約1時間30分ほどさらに登ると「燕山荘」という山小屋があり、そこから約30分で山頂へ到着します。
山頂から見える山々の景色は、また見たくなるほど本当に美しいのでオススメです。
◆奥穂高岳 難易度:上級者向け
奥穂高岳は標高3,190mと日本で3番目に高い山です。
山頂付近は高度感がとてもあり、切り立った登山道となっています。
西穂高岳方面を見るとジャンダルムというゴツゴツとした、かっこ良い岩場を見ることができますよ。
◇アクセス
上高地はマイカー規制がされているため、長野県側から行く時は「沢渡(さわんど)」、岐阜県側から行く時は「平湯温泉」からタクシーまたはバスで行きます。
沢渡、平湯温泉には駐車場があるので、そこまでは車で行くことが可能です。
また東京や大阪からは上高地行きの直行バスが出ていますよ。
◇オススメ登山コース
上高地から涸沢を通って行く登山コースは、比較的登りやすくオススメです。
1日目は上高地から約6時間かけて涸沢まで行き、山小屋で宿泊しましょう。
2日目は涸沢を出発し、ザイテングラートという岩稜帯を登り、約3時間30分かけて山頂を目指します。
奥穂高岳への登山道は時には滑落の危険が伴う場所となっていますので、常に緊張感を持って登山するようにしてくださいね。
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おわりに
夏の登山シーズンにオススメの長野県の山について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
どの山もオススメですが、登山する際は必ず自分のレベルに合った山を選んでくださいね。