長野県を代表する山のひとつでもある八ヶ岳。
八ヶ岳にはたくさんの登山ルートがあり、登山初心者から上級者まで全ての登山者から一年中人気のある山となっています。
中でも今回は、初日の出を見るのにオススメな「高見石」の登山情報をお届けします。
高見石で初日の出を見るには?
八ヶ岳は「北八ヶ岳」と「南八ヶ岳」の2つに分類されます。
全体的には南八ヶ岳より北八ヶ岳の方が歩きやすい登山道が多く、登山初心者向けです。
そして、この北八ヶ岳の中にある標高約2300mの場所に位置する高見石は、夏山では付近に綺麗な苔をみることができるので、とても人気があります。
また冬になるとたくさんの雪が積もりますが、比較的登りやすい登山道であるため、冬場でも多くの登山者でにぎわいます。
高見石で初日の出を楽しむ場合は、大晦日に高見石の隣にある「高見石小屋」に泊まりましょう。
高見石小屋は、とてもアットホームなホッとする雰囲気を持っている山小屋です。
山小屋では、年間を通してイベントをしており、大晦日には「忘年会」を毎年開催しています。
いつもとはまた違った山小屋宿泊を楽しめる、高見石小屋での年越しをぜひ体験してみて下さいね。
初日の出スポットは、もちろん高見石の上からになります。
高見石小屋から徒歩5分もかからないくらいでピークにたどり着きますので、初日の出の直前までは山小屋で暖をとりましょう。
高見石のピークでは強風が吹く可能性があるので、しっかり厚着をしていくことをオススメします。
晴れていると高見石からは「白駒池」という池が見え、冬場は凍ってとても美しいので、初日の出を見ながらぜひ白駒池も見て下さいね。
高見石の初日の出の混雑状況
冬山登山ですので、天気により混雑状況は大きく異なります。
天候が良いと、やはり登山者は増えます。
とはいえ、人があふれて高見石からのご来光を見ることができないということにはならないでしょう。
ただし、混雑する場合、山小屋での布団は一人一枚のスペースが確保できず、隣の人とシェアになる可能性もありますので、あらかじめ覚悟はしておきましょう。
高見石へのアクセス
高見石の冬山登山は「渋の湯」からのアクセスがオススメです。
渋の湯まではマイカーで行くことも可能ですが、冬場は路面が凍結するため、必ずスタットレスタイヤかチェーンを準備しましょう。
1日1000円できます。
ただし、運転が不安な方は必ずバスかタクシーで行きましょう。
JR「茅野駅」からは「渋の湯」まで毎日バスが出ています。
バスは登山者のことを考えた運行時間になっていますので、問題なく登山で利用できますよ。
渋の湯からは徒歩で約2時間で高見石小屋に到着できます。
持ち物
初心者でも登りやすい高見石ですが、年末年始はたくさんの雪が積もり、完全に雪山登山になりますので、必要最低限の服装や装備は必ず用意しておきましょう。
必要最低限の持ち物について紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
■服装
雪山ウェア(上下)、ダウン、フリース、インナー、ゲイター、ニット帽、手袋、冬用登山靴
天候によって気温や体感温度は大きく変わりますが、日没後や御来光前は氷点下10~20℃まで下がりますので、しっかりと防寒着を持って行きましょう。
また昼間は暑く感じる場合があるので、重ね着をして、その日の気候によって脱ぎ着して温度調整できるような服装にして下さい。
■装備
ストック、アイゼン、バラクラバ、ゴーグル、サングラス、ピッケル(なくても可)
■その他
地図、行動食、水筒、飲み物