お腹が大きくて寝苦しかった妊娠中から、赤ちゃんを産んでやっと寝やすくなったと思ったら、2~3時間ごとの授乳や育児に疲れ果てて逆に眠れないというお母さんは多いです。
やっと赤ちゃんが寝てくれて自分も寝ようとしても、なかなか眠れずにいたら、また赤ちゃんが泣き始めてほとんど寝られない、ということになると辛いですよね・・・。
なぜ育児で疲れ果てているのに眠れないのでしょうか?
この産後の眠いのに眠れない状況はいつまで続くのでしょうか?
育児中に眠いのに眠れないのはなぜ?
育児をしていて疲れきっているのに眠れない原因は、主に2つあげられます。
1つ目はホルモンバランスの乱れよるものです。
産後はエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが減少します。
エストロゲンの働きの1つには、自律神経や感情・脳の働きを整えてくれる働きがあります。
妊娠中はエストロゲンが増加しているのですが、産後になると急にエストロゲンが減少してしまうんですよね。
エストロゲンが減少してしまうと当然、自律神経の働きなどが弱まってしまいます。
つまり、エストロゲンの減少によって自律神経が乱れてしまうことで眠れなくなくなってしまうのです。
2つ目はストレスによるものです。
自分の赤ちゃんが生まれたことは、とっても嬉しいことですよね。
でも産後すぐは、2~3時間ごとにある授乳や赤ちゃんが泣くことに対して慣れていませんので、徐々にストレスがたまってしまいます。
とくに初めてお母さんになる場合は、ストレスを抱えやすくなってしまいます。
「お母さんなんだから自分がきちんとしなきゃいけない」と思って、ひとりで育児を抱え込むとどんどんイライラしてしてきますよね・・・。
でも、イライラすることで自律神経が乱れて、なかなか眠れなくなってしまうのです。
仕事やプライベートなことでイライラしたときに眠れなくなることはありませんでしたか?
それと一緒ですね。
育児のストレスによる自律神経の乱れにホルモンバランスの乱れも加わることで、育児で疲れて眠いのに眠れないという状態になってしまうわけです。
産後に眠れないのはいつまで?
育児中に眠いのに眠れない状態はいつまで続くのでしょうか・・・?
きちんと眠れるようになってくるのは、産後3~4ヶ月といわれています。
産後3~4ヶ月ごろになると、赤ちゃんは夜に寝るという生活リズムが少しずつついてきます。
夜泣きはありますが、赤ちゃんも着々と寝る時間はいつなのかを理解してくるんですね。
でも、お母さんと赤ちゃんによって個人差はありますので、一概には言えません。
また、お母さんも育児に対して「手抜き」ができるようになるとよいですね。
神経質な人はとくに「育児を完璧にしないといけない」と思いがちです。
でも、完璧なお母さんはほとんどいません。
少しは旦那さんや自分の親に育児を手伝ってもらうなど、ほかの人に手助けしてもらうことも必要になってきます。
育児を手伝ってもらうことが「申し訳ない」と思うこともありますが、ひとりで頑張りすぎると「産後うつ」になってしまうこともありますよ。
自分が病気になってしまっては、育児をすることに対しての感情をうまくコントロールできなくなります。
そうなる前に、自分の体のことも大切にしつつ、他の人の協力も得ながら育児をしていきましょう。
育児中に眠れないときはどうしたらいい?
育児で疲れているのに眠れないときは、体を温める方法がオススメです。
たとえば、シャワーではなくお風呂につかる、温かい飲み物を飲むなどです。
体を温めることは、リラックス効果にもつながりますよ。
本当はエステやマッサージに行って、リラックスする時間を作りたいところですが、産後は難しいと思いますので、ちょっとしたリラックス方法から試してみましょう。
あとは、自身が病院へ検診に行った時に眠れないことを伝えてみてください。
産後に眠れないお母さんは多いですので、お医者さんも解決策を教えてくれると思いますよ。
まとめ
育児に疲れているのに眠れないのは本当に辛いですよね・・・。
産後疲れは周囲のサポートも必要ですので、ストレスを溜めないように気をつけていきましょう。