餃子は調理も簡単でおいしいので手作りしたり、市販の餃子もたくさん売っているので家のフライパンで焼いて食べる人は多いでしょう。
おつまみにもピッタリなので、我が家では旦那の帰りが遅かったときなどは大活躍してくれます。
だけど、焼くときに皮がくっついてしまうことがあるんですよね。
フライパンに餃子の皮がこびりついてしまうとなかなか取れないし、せっかく焼けても餃子の皮同士がくっついて破けてしまったりとイライラしてしまいます・・・。
そこで今回は、餃子の皮がフライパンにくっつかないようにするにはどうしたらいいのか、調べてみました。
餃子の皮がフライパンにくっつかない焼き方は?
市販の餃子を買ってきたときは、ほとんどの人は餃子のパッケージに書かれた調理方法通りに作りますよね。
私もパッケージ通りに焼いています。
だけど、餃子の焼き方はフライパンの素材で変わってくるんです。
■フッ素加工のフライパン
フッ素加工がされたフライパンは、薄く油を引いて餃子を並べてから火をつけましょう。
フライパンで調理をするときは、まずフライパンを温めますが、フッ素加工がされたフライパンは実は温める必要はありません。
フッ素加工がされたフライパンは空のまま温めると、フライパンの熱でフッ素加工が剥がれてしまうからです。
■鉄のフライパン
鉄のフライパンは、煙がでるぐらい熱してから全体に行きわたるように油をひいてから餃子を並べましょう。
煙がでるくらい熱することで、フライパンに餃子の皮がこびりつくのを防ぐことができますよ。
餃子を並べるタイミングが違うだけで、フッ素加工がされたフライパンも鉄のフライパンも焼き方は同じです。
餃子は隙間を空け過ぎないようにフライパンに並べます。
餃子同士がくっついちゃうと思うかもしれませんが、その方が取り出すときに一気に取れて型崩れをしないんですよ。
お店で食べる餃子を思い浮かべてみてください。
餃子はくっついていますよね。
フッ素加工がされたフライパンは餃子を並べたら火をつけましょう。
火加減は中火です。
火をつけたら、次にフライパンの底に行きわたるくらいの水を入れて蓋をします。
26㎝のフライパンだったら100ccぐらいが目安です。
水が沸騰してきたら、火加減を弱火にしましょう。
しばらくして水気がなくなってきたら蓋を取り、ごま油(もしくはサラダ油)をフライパンの縁から軽く回し入れてください。
油を入れることで、餃子同士がくっつくのを防ぐことができますよ。
再び中火にし、軽く焦げ目をつけて完成です。
フライ返しなどを使って、お皿にひっくり返すようにして取り出しましょう。
餃子の皮がフライパンにくっついたときの取り方
鉄のフライパンで餃子を焼いたとき、餃子の皮がフライパンにくっついてしまったときは、フライパンを冷やすことで簡単に取ることができます。
濡らしたタオルの上にフライパンをのせるか、ボールなどに水を張ってフライパンの底をつけてください。
フライパンを冷やすと、鉄が縮んで剥がれやすくなるんですよ。
なので、鉄製ではないフッ素加工がされたフライパンには効果がありません。
フッ素加工がされたフライパンの場合はどうしたらいいのでしょうか・・・?
基本的には、フッ素加工のフライパンは焦げ付きにくい性質をもった加工がされているので、フライパンに餃子がこびりつかないはずです。
なので、油をひいて調理してもフッ素加工のフライパンに餃子の皮がこびりついてしまうときは、フライパンの性能が落ちてしまっているサインです。
フライパンの寿命がきてるってことですね・・・。
なので、残念ながらフッ素加工のフライパンにこびりついた餃子を簡単に取る方法はありません。
フライ返しなどを使って餃子を強引に取りましょう。
餃子の皮が破けないようにするには?
餃子の皮が破ける原因は、作り方にあるかもしれません。
餃子の皮は冷たいままだと破けやすいので、焼く前に常温で20~30分程放置してから使いましょう。
また、餃子を作るときは、野菜の水分はしっかりと取り除いてください。
水分があると餃子の皮に水分が染み込み、ベチャベチャとして破けやすくなるんです。
なので、野菜からの水分を出さないようにするためには、餃子を作ったらすぐに焼くようにすることも大事ですよ。
餃子の皮はお皿などにくっつきやすく、作った餃子をそのままお皿におくとくっついて餃子の皮が破けてしまうことがあります。
作った餃子には、片栗粉をまぶしておくとお皿にくっつくのを防ぐことができますよ。
どうしても作った餃子を焼くまでに時間があいてしまうなら、冷凍保存がオススメです。
冷凍した餃子は解凍する必要はないので、餃子を焼くときは冷凍のままでOKですよ。
また、冷凍の餃子を焼いたときに餃子の皮同士がくっついて破れてしまうことがありますが、餃子同士のくっつくきを防ぐにはお酢を使いましょう。
餃子をフライパンで焼き始めてから2~3分後に、餃子6個に対して大さじ1のお酢を入れます。
お酢に含まれる酢酸が餃子の皮のくっつきを防いでくれますよ。
おわりに
餃子の皮がくっついてしまう原因のほとんどは、作り方や焼くときの手順です。
フライパンの素材にあった焼き方で、美味しく餃子を焼いてくださいね。
フッ素加工がされたフライパンは使っていくうちにフッ素加工が剥がれていくので、フライパンに餃子がくっついてしまうようなら寿命かもしれません。
一度フライパンの買い直しを考えてみてはいかがでしょうか?