知らない間にケガをしてしまい、気が付いたら服やソファなどに血液のシミがついてしまった・・・ってことありませんか?
衣服などについてしまった血液のシミは、時間がたつと普通に洗濯機で洗っても落ちないですよね。
そこで今回は、衣類をはじめソファや布団などの洗濯できないもの血液のシミの落とし方をまとめてみました。
血液のシミの落とし方
衣服に血液がついてしまったら、すぐに水で洗い流すということが大切です。
血液がついてしまった衣類は、すぐに水で洗い流すことができれば、そのあと普通に洗濯するだけで十分きれいにすることができますよ。
ただし、衣類に付着した血液を水洗いする場合には注意点があります。
それは、水または30℃以下ぬるま湯で洗うということです。
熱いお湯で洗ってしまうと、血液中のたんぱく質が固まってしまうため、汚れが落ちにくくなってしまうのです。
また、すぐに水洗いできない環境のときは、ティッシュなどで血液の水分を吸い取り、それ以上シミがひどくならないようにしておきましょう。
ティッシュなどを使って軽くシミの部分をたたき、汚れをうつし取るように落としていくのがオススメです。
衣類の裏側から行うと輪染みが出来てしまう恐れがあるので、必ず服の表側から行うようにしてくださいね。
その後、水洗いできる場所に着いたら、汚れを洗い流してください。
時間が経ってしまうと血液中のたんぱく質が固まり、水洗いしただけではきれいに落とすことができません。
そのため、時間が経ってしまった血液のシミを落としたい場合は以下の方法を試してみてください。
■マジックリンを使う
衣類に付いた血液のシミは、マジックリンを使用すると簡単に落とすことができます。
マジックリンはいろいろな種類がありますが、必ずアルカリ性のマジックリンを使用しましょう。
定番の油汚れ用のマジックリンがオススメです。
マジックリンをシミの部分にスプレーし、しばらく放置します(10分程度)。
その後、揉み洗いしながら水で洗い流しましょう。
ソファや布団などの洗えないものに血液がついてしまったときは、水で濡らして固く絞った雑巾で叩くようにして汚れを落としてくださいね。
■セスキ炭酸ソーダを使う
頑固な血液の汚れは、セスキ炭酸ソーダを使うのがオススメです。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性で洗浄力が高く、タンパク質の分解に優れているため、血液のシミを落とすのに効果的ですよ。
- 洋服がしっかり浸かるくらいのバケツや洗面器を用意し、水あるいは30℃以下のぬるま湯を入れ、セスキ炭酸ソーダを混ぜ合わせます。
(水・ぬるま湯1リットルに対してセスキ炭酸ソーダ小さじ1程度) - 血液のシミのついた衣類を入れて2時間程度放置します。
- 2時間たったら、血液のシミの部分を揉み洗いしてください。
- シミが落ちない場合は、再度浸けおき洗いをします。
(このとき、洗浄液は新しいものに交換しましょう) - シミが落ちたら、普段どおりに洗濯機で洗います。
ソファや布団などの洗えないものに血液のシミがついてしまった場合は、セスキ炭酸ソーダ水を作って汚れを落としましょう。
- 水に濡らしてよく絞った雑巾で、ソファなどについた血液を拭き取ります。
- セスキ炭酸ソーダ水(水500mlに対しセスキ炭酸ソーダ小さじ1)をスプレー容器に入れ、血液のシミに吹きかけます。
- 使用済みの歯ブラシなどでシミを叩き、雑巾で吸い取るように汚れを落としていきましょう。
■消毒用のオキシドールを使う
ケガをしたときの消毒に使用するオキシドールでも落とすことができます。
タオルやコットンに消毒用のオキシドールを染み込ませて血液シミの上に置き、しばらく置いておきましょう。
浮いてきた汚れは、濡れたタオルなどを使って叩きながら汚れを落としていきます。
一度で落ちないときは、血液が落ちるまで何度も繰り返してみてくださいね。
■市販の漂白剤を使用する
市販の漂白剤でもオキシドールと同様のやり方で汚れを落とすことができます。
薄めた漂白剤をシミの部分につけしばらく放置し、浮いてきた汚れを濡れたタオルを使って拭き取ります。
塩素系の漂白剤の方が強力ですが、生地が傷むので酸素系漂白剤を使用しましょう。
漂白剤を使用する場合は色落ちの可能性もあるので、まずは目立たない場所で試してから使用するようにしてくださいね。
おわりに
血液のシミが衣類などについてしまった場合、なるべく早めに洗うことが大切です。
時間が経ってしまった血液のシミは、なかなか落とせなくなってしまうので、気が付いたらすぐに対処するようにしてくださいね。