料理するときに砂糖を使おうと思ったら、ガチガチに固まってしまっていて使えない・・・ということありませんか?
固まった砂糖を崩すのに料理の手を止めなければならず、とてもストレスになりますよね。
そこで今回は、砂糖が固まる原因と固まった砂糖をサラサラに戻す方法、砂糖が固まらないようにする方法を調べてみました。
砂糖が固まる原因とは?
砂糖が固まって困る・・・という場合の多くは、上白糖を使っている場合ではないでしょうか。
上白糖は、しっとりとした砂糖ですよね。
この砂糖(上白糖)が固まる原因は、乾燥です。
なぜ、上白糖が固まりやすいかというと、製造方法が関係しています。
上白糖は精製した砂糖の結晶なのですが、砂糖の結晶はとても固まりやすいので固まるのを防ぐために糖液(砂糖の蜜)を薄くコーティングしています。
しかし、砂糖が乾燥すると、そのコーティングのための糖液から水分が抜けてしまい、他の結晶同士とくっついて大きな塊になってしまうのです。
では、湿気の多い場所に置いておけば大丈夫かというと、実はそういうわけにはいきません。
過度な湿気がある場所や室温が高い場所に砂糖を置いておくと、今度は砂糖の表面のコーティングが溶けてしまい、結晶同士がくっついて固まる原因となってしまいます。
固まった砂糖をサラサラにするには?
砂糖が固まってしまう主な原因は乾燥ですので、ほぐすには湿度が必要だということになります。
ですので、固まってしまった砂糖に水分を与えれば、簡単に塊を解消してサラサラの状態に戻すことができますよ。
■湿らせたキッチンペーパーを入れる
湿らせたキッチンペーパーを、砂糖を入れている容器の中に入れておきまましょう。
一晩おいておけば、砂糖が簡単にほぐせるようになります。
■水を一滴入れて一晩置く
水を一滴だけ砂糖の容器に垂らして一晩おいてみましょう。
一晩おいて、スプーンなどで崩すとサラサラに戻ります。
もし、砂糖が元に戻らない場合は、また一滴入れて様子をみてください。
水をたくさん入れると砂糖が溶けてしまい、余計に固まる原因になってしまいますので注意してくださいね。
■新しい砂糖を入れる
固まった砂糖がいれてある容器に新しい砂糖を追加して一晩おいておきましょう。
新しい砂糖から水分をもらって、砂糖の固まりがほぐしやすくなります。
■電子レンジでチンする
固まった砂糖を耐熱性の容器に移して電子レンジでチンすれば、砂糖の結晶が溶けるのでサラサラの砂糖にすることができます。
砂糖の量にもよりますが、様子をみながら電子レンジで30秒~1分くらい温めてください。
ただし、電子レンジで温め過ぎると砂糖が溶けたり焦げたりするので注意してくださいね。
砂糖が固まらないようにする方法は?
固まってしまった砂糖をほぐしても、また同じように砂糖を保存していたらすぐに固まってしまいます。
砂糖が固まって困る場合は、保存方法も見直してみましょう。
■しっかりと密封される容器に入れる
買ってきた砂糖は、容器が密封されている容器に入れて乾燥を防ぎましょう。
また、砂糖を料理に使ったら、すぐに容器を閉めるようにしてくださいね。
■フロストシュガーを一緒に入れておく
フロストシュガーとは顆粒状の砂糖です。
フロストシュガーは、湿気が多いと水分を吸ってくれ乾燥してくると水分を放してくれる、調湿の役割をしてくれます。
上白糖とフロストシュガーは、5:1くらいの割合で加えておくだけでOKです。
■調湿グッズを使う
砂糖の乾燥を防ぐグッズを使う方法もあります。
素焼きポットは保水性や透過性が良いので、砂糖や塩が固まってしまうのを防いでくれます。
容器もかわいいのでオススメですよ。
■砂糖の種類を変えてみる
砂糖といえば上白糖ですが、上白糖はとくに固まりやすい砂糖です。
砂糖が固まらないようにする方法を試すのが面倒・・・という場合は、固まりにくい砂糖に変えるというのもひとつの手です。
味や色の好みはありますが、「きび糖」や「てんさい糖」「グラニュー糖」などは上白糖より固まってしまうことを気にせず使うことができます。
上白糖よりも少し値段が高いですが、固まるというストレスなく使い切ることができるのでオススメです。
おわりに
砂糖お料理やお菓子作りに出番の多いものなので、固くなった塊を崩して使うのはストレスですよね。
砂糖は、乾燥も湿気も固まる原因になり、意外とデリケートな調味料ですが、ちょっとした工夫をするだけで固まらないようにすることができますので試してみてくださいね。