大根おろし 辛い

焼き魚や玉子焼きなど、いろんな料理の脇役として活躍してくれる大根おろし。

大根の辛みが美味しいという人もいますが、あの辛みが苦手な人もいますよね。

私も辛すぎる大根おろしは苦手です。

そこで今回は、どうしたら辛くない大根おろしができるのか、大根の部位の選び方と作り方を調べてみました。

 




 

大根おろしの辛さを抑えるポイントは?

大根おろしが辛くなってしまう理由は知っていますか?

大根には、わさびなどに含まれる成分「イソチオシアネート」が含まれており、この成分が辛さの原因です。

大根をおろしたときに大根の細胞が壊れるとイソチオシアネートが発生して辛みが増すので、大根おろしが辛くなるんです。

 

大根を煮るときは、大根の下の方は使わない方がいいって聞いたことありませんか?

それは、大根の下の方は辛みが強いからなんですよ。

イソチオシアネートは大根の根に近い部分ほど多く含まれているので、大根の葉っぱに近い部分を使うと比較的辛くない大根おろしを作ることができます。

 

また、大根の収穫時期によっても、イソチオシアネートが含まれる量が変わります。

若い大根ほどイソチオシアネートが含まれる量が多いんです。

なので、若い大根ではなくある程度育った大根の方が大根おろしを作った時に辛くないんです。

 

ほかにも、春夏に収穫される大根よりも秋冬に収穫される大根の方が甘みがあって水分が多いので、秋冬に収穫される大根の方が辛くない大根おろしを作ることができます

 

なので、辛くない大根おろしを作るポイントとしては

  • 大根の葉に近い部分を使う
  • 大きく育った大根を使う
  • 秋冬に収穫された大根を使う

この3点に気をつけるといいでしょう。

また、大根の皮に近い部分ほど辛いので皮を厚く剥くのもオススメですよ。

 




 

辛くない大根おろしの作り方

実は、大根のおろしかたによっても大根おろしの辛さが変わるんですよ。

 

大根おろしを作るときは、素早く一気に作る方がほとんどではないでしょうか?

でも、それだとイソチオシアネートがたくさん発生して大根おろしの辛みが増してしまうんです。

 

なので、大根はゆっくりと優しくおろすようにして作ると、大根おろしの辛みを抑えることができますよ

また、大根をゆっくりおろすと水分もたくさん出るので、辛みが和らぐというのもあります。

 

大根おろしをミキサーやフードプロセッサーで作るのオススメ。

自分で卸し金を使って大根をおろすより、フードプロセッサーなどで作るときめ細かい大根おろしになるから辛みが無くなるんです

また、少量の水を加えて大根おろしを作れば、辛みが少ないフワッとした大根おろしができますよ。

 

大根おろし 辛くない

 

このように、大根の選び方やおろしかたで大根おろしの辛みはだいぶ抑えられます。

でも、それでも出来上がった大根おろしが辛い場合は、次の方法を試してみてくださいね。

 

■電子レンジで加熱


200gの大根おろしを500Wで2分加熱します。

加熱することで、大根の甘みが出てくるので辛さが抑えられます。

 

■味の素を使う


大根おろしに少量の味の素を入れれば、味の素の甘みで辛さを和らげられます。

味の素を入れすぎると大根の味ではなく味の素の味が強く出てしまうので、入れすぎないに気をつけましょう。

 

■しばらく放置する


イソチオシアネートは揮発性なので、時間が経てば自然と消えます。

辛みのピークは大根おろしを作ってから10分ぐらいなので、10分以上放置すれば辛みはなくなっているはずです。

30分ぐらい放置すれば、大根おろしの辛みはほとんどなくなりますよ。

 

まとめ

大根おろしには、脇役として彩りを添えているだけでなく食中毒予防や眼精疲労の緩和などいろいろな効果があります。

大根の選び方や部位、おろし方を変えるだけでも辛くない大根おろしを作ることができるので、辛みを抑えていろいろな料理に大根おろしを添えてみましょう。