テストが近づくと、いい点をとるために勉強しますよね。
しかし、なぜかテスト前の勉強しないといけないときに限って、机の上などの掃除をしたくなりませんか?
また、漫画を読んだりゲームをしたり・・・現実逃避して今やらなくてもいいようなどうでもいいことをやってしまい、後から後悔することも・・・。
テスト勉強に集中したいのに、いつもは気にならないことが気になって勉強が進まない・・・なんて経験をしたことがある人はたくさんいると思います。
そこで今回は、テスト前に掃除や現実逃避をしたくなってしまう理由とテスト勉強のやる気を出す方法についてお伝えします。
テスト前に掃除や現実逃避をしたくなるのはなぜ?
私自身もテスト前には、よく掃除をしたくなりました。
いつもは全く気にならないのに、テスト前の集中しないといけないときに限って、机の汚れなどが妙に気になってしまうんですよね。
また、やらなければいけないことがたくさんあり、忙しいときに限って遊びの計画を立ててみたくなったり、漫画を読んでしまうなどの現実逃避に走ってしまうことがよくあります。
この誰にでも起こりうる現象は、心理学の世界で「セルフハンディキャッピング」と呼ばれています。
その名の通り、目標の達成を自分自身で妨げてしまうことです。
ではなぜ、そんな無意味なことをしてしまうのでしょうか・・・?
その答えは、スバリ「自己防衛」です。
できなかった「言い訳」を作るとも言えます。
なぜなら、人間は失敗を恐れます。
そこで、失敗したときに「言い訳」を作っておくことで、心理的なダメージを少しでも軽くしようとしているのです。
勉強してもテストでいい結果が得られないかもしれませんよね。
その時のために、「掃除したからだ」「遊んでしまったからだ」・・・という言い訳を無意識のうちに作ろうとしている訳です。
とくにテスト前の追い詰められた状況になると、掃除をしたくなったり、漫画を読みたくなったりするなど、現実逃避をしたくなってしまうのです。
テスト前に勉強のやる気を出す方法
テスト前に勉強をしなかったら、いい結果が得られないばかりか「なぜあの時勉強しなかったのだろう・・・」と後悔するだけです。
そうならないためにもテスト前に勉強のやる気を出す方法を紹介するので、試してみてくださいね。
■時間を決めて気になったことをやってしまう
もし、テスト前に掃除がしたくなったら、時間を決めて掃除をしてしまいましょう。
テスト勉強をするためには、勉強しやすい環境というのは大切です。
部屋や机が散らかっているのが気になってしまったら、いっその事、掃除をしてしまった方が実は勉強の質が上がると言われています。
ただし、掃除はこだわるととても時間がかかるので、掃除をする時間を30分などと決めて、最低限の掃除のみにするようにしてください。
ほかにも、漫画を1冊だけ読む、30分だけゲームするなど、きちんと時間を決めて気になってしまったことをやってから勉強に取り掛かりましょう。
■勉強の計画を立てる
テスト勉強では、やらなければいけないことがたくさんありますよね。
やることがたくさんありすぎると、人間はやる気をなくして現実逃避をしたくなります。
そこで、現実逃避を防ぐためにも、一度テスト勉強の内容をしっかり整理して、何をいつまでにやるか計画を立てましょう。
やることを整理して計画を立てることで、やらなければいけないことが明確になり、よりテスト勉強を集中して行うことができますよ。
■勉強する時間を決める
何事にもメリハリが大切ですよね。
休日や帰宅後に時間があると、つい「もう少し後でやろう」と思ってしまい、いつのまにか勉強する時間が足りなくなってしまいます。
そんな事態に陥らないために、勉強する時間を毎日決めてしまいましょう。
たとえば、平日は帰宅後「20時から23時は絶対にテスト勉強以外のことはしない!」などと決めておきましょう。
時間を決めて生活にメリハリをつけることで、テスト勉強に集中できるようになり、やる気もアップさせることができますよ。
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おわりに
テスト前に掃除や現実逃避をしたくなるのは自己防衛のため・・・といっても、テスト勉強をしなければいい点は取れませんよね・・・(;´∀`)
人間の集中力はそれほど長く続かないので、2時間くらいしたら違う科目に変えたり、疲れたら少し休憩する・・・という風に時間にメリハリをつけて勉強するのがオススメですよ。