パスタといえば炭水化物なので、「炭水化物=太る」というイメージがあり、ダイエットの敵のような気がしますよね。
しかし実は、毎日パスタを食べてダイエットすることが可能なんです。
そこで今回は、パスタダイエットの効果とやり方についてまとめてみました。
毎日パスタを食べると痩せるって本当?
炭水化物は多く摂取すると脂肪になりやすいため、ダイエット中はなるべく避けた方がいいとよく言いますよね。
もちろん、パスタにも炭水化物を多く含んでいます。
そんなパスタがなぜダイエットに向いているのかというと、パスタは炭水化物の中でも比較的GI値が低い食べ物だからです。
GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で食後の血糖値の上昇度を示す指数のことです。
食品ごとにGI値が定められているのですが、このGI値が低いほど血糖値の上昇が緩やかになります。
なぜ、血糖値の上昇を抑えた方がいいのかというと、血糖値の急激な上昇は、太りやすくなったり空腹を感じやすくなるためです。
血糖値が急激に上昇すると、血中の糖を処理するためにインシュリン(インスリン)というホルモンが大量に分泌されます。
インシュリンは脂肪合成を高め、脂肪分解を抑制する作用を持っています。
つまり、インシュリンが大量に分泌されてしまうと、脂肪を分解せずに溜め込むようになってしまうため、太りやすくなってしまうのです。
また、血糖値が急激に上がると、その後急激に下がるため、低血糖状態になり、空腹を感じやすくなります。
その結果、食べ過ぎにもつながってしまいます。
そのため、ダイエットには、血糖値の上昇が緩やかなGI値が低い食品が有効なのです。
パスタは炭水化物の中でもGI値が低いため、うまく活用すればダイエットにも効果があるというわけです。
パスタダイエットの効果的なやり方
パスタダイエットは、主食をパスタに変えるダイエットです。
3食パスタにするのは難しい場合は、1日3食のうち1食をパスタに置き換えてみましょう。
パスタは、生パスタではなく乾燥パスタを茹でて食べてください。
乾燥パスタの中でも全粒粉のパスタを選ぶとGI値がさらに低くなり、ダイエットの効果がアップしますよ。
パスタソースは、クリーム系は脂質が高くカロリーも高いため、トマトベースやオイルベース、和風ベースを選ぶのがオススメです。
いくらGI値が低いパスタとはいえ、高カロリーになってしまってはダイエットになりませんからね。
パスタに使用する具材も栄養バランスを考えて、肉や魚介、野菜やキノコをたくさん入れるようにしましょう。
大きめの具材を入れれば噛む回数も増えるので、満腹感も得られるようになるのでオススメですよ。
また、パスタはズルズルとすすって食べるため、早食いになりがちです。
食べ過ぎを防ぐためにも、ゆっくり時間をかけて、よく噛むようにして食べるようにしてください。
サラダやスープと一緒に食べるのもオススメです。
パスタは炭水化物の中ではGI値が低いですが、一口目から食べてしまえば血糖値が上昇しやすくなります。
そのため、まずはサラダやスープなど、よりGI値の低い食品から食べ始めるようにしましょう。
サラダやスープを食べた後にパスタを食べることで、血糖値の上昇がより緩やかになり、ダイエット効果も期待できますよ。
おわりに
パスタでダイエットできるのなら、パスタ好きにはやらない手はありませんよね。
パスタソースを工夫すればいろいろな味が楽しめますし、ムリなく続けられそうです。
ただし、食べ過ぎたり高カロリーのソースをかけてしまっては効果はないので、その点には十分気をつけてくださいね。