背中が乾燥して気がつくと背中をボリボリ掻いてしまうことはありませんか?
痒いからと行って背中を掻きむしってしまうと、掻いた跡が黒ずみになったり、吹き出物が出来るなど残念な状態になってしまうことも・・・。
背中は自分で確認しづらくケアしにくい部分ではありますが、痒みがヒドくなる前に早めのケアをオススメします。
そこで今回は、背中が乾燥して痒くなる原因と対策をお伝えします。
背中が乾燥してかゆくなる原因は?
背中の乾燥は、冬の空気の乾燥した季節はもちろん、夏の暑い時期にも汗によって背中の皮膚の水分を奪われ、乾燥してしまうことがあります。
背中は、身体を潤すために必要な皮脂が出にくい場所です。
皮脂を作り出しして分泌する皮脂腺がもともと少ないので、皮膚が乾燥しやすい部分なのです。
皮脂が出にくい場所は、衣服の摩擦や紫外線などの外的刺激にも弱く、痒みがでやすくなっています。
■春夏の場合
背中は、汗をかいてもすぐには拭き取ることができませんよね。
たくさん汗をかいても拭くことができないため、衛生的にも良くない状態のまま放置されやすくなります。
そして、背中にかいた汗が蒸発するときに水分と一緒に皮脂も蒸発してしまうので、背中の乾燥が進み、痒みがでてしまう原因になってしまうのです。
■秋冬の場合
皮脂腺の少ない背中は、空気が乾燥した季節には乾燥しがちです。
また、寒い時期だとインナーウェアを「吸湿発熱素材(汗が蒸発するときの熱を利用し暖める素材)」のものを着用することが増えますよね。
インナーウェアは非常に暖かいので、私もよく着用するのですが、背中の皮脂を奪われることで肌が乾燥し、痒みがでてしまうことがあります。
背中が乾燥してかゆいときの対処法
乾燥による背中のかゆみには、とにかく保湿をしっかりすることが大切です。
保湿することで背中の皮膚が丈夫になり、痒みに負けない肌になっていきますので、背中の保湿は徹底していきましょう。
■背中は優しく洗う
背中を洗うときは、低刺激のボディソープを使用し、摩擦を与えないようによく泡立だてた泡で背中を洗いましょう。
洗いすぎは乾燥につながりますので、汗が出にくい季節は、背中の乾燥を防ぐために毎日ボディソープで洗わないのがオススメです。
皮膚のほとんどの汚れはお湯で落とせますので、背中をボディーソーブで洗わないと汚いということはありませんので安心してくださいね。
■38℃前後の熱すぎない温度で入浴する
熱すぎるお湯は、皮脂を奪ってしまいますので、38℃前後の熱すぎない温度で入浴するようにしましょう。
皮膚が熱を保ちすぎると痒みが出てくることもありますので、背中の痒みが強い時期は、湯船に浸かるのを避けた方がいいかもしれません。
■長時間の入浴は避ける
長時間の入浴はどんどん体の水分が失われていきますので、15分~20分くらいにしましょう。
■お風呂から出たら、しっかりと水滴を拭き取るようにする
水滴が蒸発するとき皮脂も奪っていくので、しっかりと肌の水滴を拭き取りましょう。
■すぐに保湿オイル・クリームを塗るようにする
入浴後の肌は乾燥しやすくなっていますので、保湿オイルやクリームを塗ってしっかりと肌の保湿をしましょう。
■水分補給をする
入浴後は汗で水分が失われているので、スポーツドリンクなどで水分補給をして体の中からも乾燥対策をしましょう。
背中に保湿クリームを塗る方法は?
体の柔らかい人なら、頑張って背中に保湿クリームを塗ることができますが、硬い人は一人ではムリですよね・・・。
背中に塗ってくれる家族がいれば塗ってもらうこともできますが、毎日塗ってくれるとは限りません。
そこで、一人でもできる背中を保湿方法を紹介します。
■保湿の高い入浴剤を使う
背中に保湿クリームを塗ることができないなら、保湿の高い入浴剤を使用しましょう。
保湿の高い入浴剤とは、セラミド、ヒアルロン酸、グリセリン、ワセリンなどの保湿成分入った入浴剤です。
入浴剤の保湿成分は、入浴時の肌の水分や皮脂が奪われるのを防いでくれるので、背中の乾燥やかゆみを防いでくれますよ。
■背中にクリームを塗るアイテムを使う
実は背中にクリームなどを塗るためのアイテムがあります。
その名も「セヌール」という商品で、かゆい所に手が届く「まごの手」みたいなものです
(*´Д`)
セヌールを使えば、一人でも背中に保湿クリームを塗ることができますよ。
おわりに
背中にクリームを塗るのは大変だしベタベタすることがあるので、背中の保湿には保湿入浴剤を入れるのが簡単でオススメです。
背中はケアが難しい部分ですが、毎日のバスタイムを見直して背中の乾燥やかゆみを防ぎましょう。