食べる順番ダイエットは、食べる順番を変えるだけで痩せることができると話題になりましたよね。
でも、食べる順番ダイエットをやっても意味がないという残念な話もよく聞きます。
私もはじめに野菜を食べればOkだと思って実践してみましたが、とくに痩せることはありませんでした・・・。
そこで今回は、食べる順ダイエットは本当に意味がないのか調べてみました。
もしかして効果がないと感じるのは、間違った方法で食べ順ダイエットをしている可能性もあるかもしれませんよ・・・?
食べる順番ダイエットとは
食べる順番ダイエットは、もともと糖尿病患者さんへの食事指導で行われてきたものが広まったといわれています。
糖尿病の治療には、食事療法はとても大切です。
糖尿病の食事療法では、基本的に血糖値の上昇を緩やかにする食事方法が指導されます。
糖尿病はインスリンというホルモンの分泌をコントロールすることが重要です。
インスリンは血糖値が急に上昇すると大量に分泌されてしまうので、血糖値が急に高くならないようにしなければいけません。
このインスリンは糖質をエネルギーとして代謝する働きをしますが、インスリンにはもう一つ、糖質を脂肪にして溜め込む作用があります。
そこで食事の食べる順番によって血糖値の上昇を緩やかにするための食事方法が、糖尿病患者に推奨されたのです。
食事の方法としては、野菜から食べ始め、次にたんぱく質、最後に少量の炭水化物を食べます。
野菜をはじめに食べる事で野菜の食物繊維が糖質を吸収するので、血糖値の上昇を防ぐ効果があります。
この食べる順番を変えて血糖値の上昇を防ぐ方法をダイエットに取り入れることで、太りにくくなるというのが食べる順番ダイエットです。
食べる順番には意味がないと感じる理由
テレビ番組のダイエット企画や、ダイエット関連の本でも盛んに紹介されてきた食べる順番ダイエットですが、私も含め意味がないと感じるのはなぜでしょうか・・・?
食べる順番ダイエットをしても、まったく効果がないと感じているのは、間違った方法で行っている可能性が高いです。
たとえば、考えられる可能性として、以下の3つがあげられます。
- 摂取カロリーが減っていない
- 食事の時間が短い
- たんぱく質の量が少ない
食べる順番だけでなく、全体の摂取カロリーや食べている時間にも気を使っていますか?
どれも意識していないと改善できないことなので、食べる順番さえ変えればOKとういわけではないのです。
食べる順番ダイエットを成功させるには?
食べる順番ダイエットは、ハッキリ言って短期間で結果を出すダイエットではありません。
食べる量を極端に減らすわけじゃなく、ただ順番を変えるだけなので、脂肪が減って痩せるまでには長い時間がかかるのです。
もしも正しい方法で食べる順番ダイエットをしていても効果が実感できないのは、毎日体重計に乗っても変化がなかなか感じられないのが原因ではないでしょうか・・・?
食べる順番ダイエットの方法が間違っている可能性もあるので、もう一度正しいやり方を確認してみましょう。
- 食べ過ぎない
- 最初に食べる野菜はゆっくりと時間をかけて食べる
- 脂肪を燃焼させる肉や魚などのタンパク質もしっかり食べる
食べる順番ダイエットを成功させるためには、ゆっくり時間をかけて野菜を食べてから肉や魚などのタンパク質、炭水化物の順番で食べましょう。
はじめに野菜の食物繊維をお腹の中を膨張させ、次にタンパク質でお腹を満たします。
そうすることでご飯などの炭水化物の量が少なくても満足できるようになり、ダイエット効果が期待できるようになるわけです。
おわりに
食べる順ダイエットは、とにかく野菜を先に食べていればOkというわけではなかったのですね。
私の場合、野菜を先に食べていましたが、ゆっくりとは食べていいませんでした。
野菜をたくさん食べても食事全体の食べる量が全く減らなかったことも、食べる順ダイエットに効果がないと感じた理由だったのですね(^^;
食べる順ダイエットは効果がでるまでに時間もかかるので、正しい方法で時間をかけて体重を落としていきましょう。