どうしても痩せたくてムリなダイエットをしていませんか?
とくに食事制限などのダイエットで、自分の体の状態を無視してまで体重を減らそうとしているときは注意が必要です。
もしもダイエット中に体に力が入らないようなことが起きてしまったら、それは体からの危険信号発令中かもしれません・・・!
そこで今回は、ダイエット中に力が入らなくなる原因と注意したいポイントを紹介します。
ダイエット中に力が入らない原因
ダイエット中に力が入らなくなる原因として、もっとも可能性が高いのは筋力の低下です。
ダイエット中は、炭水化物を控えてタンパク質を多く摂り、摂取カロリーは【基礎代謝+消費カロリー】以下にすることが食事の基本です。
そして、運動をしながらダイエットしていれば、順調に体脂肪は減少して痩せていくはずです。
でも、食事制限だけでムリにダイエットをすると、体の脂肪が燃焼されるよりも筋肉の方が先に減少してしまいます。
たとえば、キャベツダイエットとか、リンゴダイエットなどの単一食材を食べ続けるようなダイエットをしているときです。
運動せずに食事だけでダイエットすると、筋肉の減少で体重が減っていきます。
でもダイエットで体の脂肪を燃やすためには、筋肉がエネルギーを作らないと上手くいきません。
車に例えると筋肉はエンジンの役割をしているので、エンジンを動かせないと力を出すことができないのです。
もしも何もしてないのに体がだるくて力がはいらなかったり、階段を昇るとすぐに息切れするような状態になったら、筋トレなどのトレーニングをすぐにはじめてください。
筋力の低下で体のエネルギーが不足して、力が出なくなっている可能性があります。
筋肉を作るにはタンパク質が必要なので、毎日の食事ではタンパク質の多い鶏のムネ肉やササミ、大豆製品などを積極的に食べるようにしましょう。
ダイエットで力が出ないのではなく病気の可能性も・・・
ダイエット中にエネルギー不足で力が入らなくなってしまったら、食事の見直しと筋トレで回復することはできます。
でも、もしもダイエット中に急に体重減少のスピードが早くなり、体に力が入らなくなるような症状が出たら、甲状腺の検査を受けてみてください。
これは私自身の経験からですが、新陳代謝のためのホルモンを作る甲状腺の機能に問題があると、体に力が入らなくなることがあるのです・・・!
甲状腺の病気のバセドウ病(甲状腺機能亢進症)は、みるみる体重が減ってしまったり、筋肉が落ちて立ち上がる時に力が入らなくなってしまうことがあります。
私の場合、何かにつかまらないと立ち上がれないほど足の筋肉が弱ってしまい、膝がガクガク震えるような症状がありました。
ダイエット中だったので、体重が減っていくのも体に力が入らなくなったのもダイエットのせいだと思っていましたが、実は甲状腺の病気だったのです!
甲状腺の検査なら専門医じゃなくても一般内科でも受けられます。
もしも、急に体重が激減したり力が入らなくなってしまったら、安心のために病院で検査してみることをオススメします。
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