湯船 浸からない 太る

お風呂に入るのが面倒などの理由から、湯船に浸からないでシャワーだけで済ますことってありますよね。

しかし、湯船に浸からないと太るともいいます。

 

お風呂に入らないと太るって本当の話なのでしょうか・・・?

 

そこで今回は、お風呂に入らないと本当に太るのか、入浴とダイエットの関係について調べてみました。

また、消費カロリーを増やすお風呂の入り方も紹介するので試してみてくださいね。

 




 

お風呂に入らないと太る?

結果からいうと、入浴はシャワーのみで湯船には浸からないからといって必ず太るとは言い切れません

しかし、お風呂に入らないことで太りやすくなるということは考えられます。

 

お風呂に入ると汗をかきますよね。

汗をかくことで身体の中に溜まった老廃物や毒素を排出することができます。

 

老廃物や毒素って耳にすることがあると思いますが、ハッキリとどんなもので、なぜ排出しないといけないのか知っていますか?

 

老廃物と毒素は、簡単に言うと身体にとって不要とされているものです。

違いとしては、老廃物は人が代謝を行う際に発生する二酸化炭素やアンモニアなどを指し、毒素は食べ物などに含まれる添加物や保存料、空気中の有害物質を指します。

 

つまり体内から生まれる不必要なものが老廃物、体外から入り込んだものが毒素なんです。

 

老廃物や毒素は通常の場合、汗や排尿、排便によって体内から排出されます。

しかし、うまく排出されないと体内にどんどん蓄積してしまうんです。

 

老廃物や毒素が体内に蓄積していくと、血液やリンパの流れが悪くなり、代謝機能も低下してしまいます。

代謝機能が低下した状態が続くと身体の中で脂肪燃焼をする力も弱くなり、その結果として太りやすくなってしまうのです。

 

また、老廃物や毒素が体に溜まると、むくみや冷え、便秘など様々な体の不調も現れるようになってしまいます。

運動不足や便秘になれば、さらに老廃物や毒素を体内に溜めやすくなってしまうという悪循環を起こしてしまうのです。

 

お風呂にきちんと入って汗をかくということは、老廃物や毒素の排出には欠かせない行為のひとつです。

結果として、老廃物や毒素を溜めない太りにくい身体づくりをするためには、湯船に浸かることが大切だということになります。

 




 

湯船に浸かることで考えられるメリットとは?

シャワーのみの場合は、身体の芯まで温まらず、汗が出るというところまでいかないですよね。

汗をかかなければ老廃物や毒素をしっかり排出できないですし、シャワーを出た後はすぐに身体が冷えてしまうので、脂肪燃焼の効果もあまり期待できません。

 

一方、しっかり湯船に浸かれば、身体の芯まで温まることが出来ます。

身体が温まることで血液やリンパの流れが自然に良くなり、代謝機能がアップすることで脂肪が燃焼しやすくなり、痩せやすい身体になることもできます。

 

さらに、お風呂に入って身体の芯まで温まることで発汗しやすくなり、身体に溜まっている老廃物や毒素の排出することができますよね。

また入浴中の水圧によって身体に適度な圧がかかり、むくみや冷えの解消にもなります。

 

また、ダイエットの成功のカギはストレス解消から、といわれるほど実はダイエットとストレスは密接な関係があるんです。

 

お風呂 入らない 太る

 

なぜなら、ストレスを感じると基礎代謝が大きく低下してしまうからなんです。

基礎代謝が低くなると当然、脂肪燃焼する力も弱くなりますよね。

そのほかにも、ストレスを感じ続けると体脂肪を増加させてしまうという研究結果もあったりします。

 

そんなストレス状態をほぐすためにも、お風呂に入って身体を温めることは効果的です。

湯船に浸かって凝り固まっていた筋肉が自然にほぐれれば、リラックス効果も期待できるからです。

 

このようなことから、日頃ストレスをためやすい人はとくに、太ることを予防するためにもしっかりお風呂に入ることが大切だといえますよね。

 




 

シャワーとお風呂の消費カロリーはどのくらい?

では、シャワーだけとお風呂に浸かるのでは、消費カロリーはどのくらい違ってくるのでしょうか?

 

消費カロリーは年齢や体型、性別によって違ってきますが、今回は普通体型の成人の女性を基本とします。

 

まずシャワーだけの場合、1分あたりの消費カロリーは1kcalです。

一方、お湯の温度が40℃のお風呂に入った場合の1分あたりの消費カロリーは4kcalです。

 

長時間、湯船に浸かるほど消費カロリーは増えますので、やはりシャワーに比べてもダイエットに向いているのはお風呂に入ることになります。

 




 

消費カロリーを増やす入浴方法

シャワーに比べるとお風呂に浸かる方が消費カロリーは多いですが、運動と比べると決して消費カロリーが多いわけではないですよね

しかし、入浴方法を工夫するだけで、消費カロリーをアップさせることができるんです。

 

お風呂の温度40℃の場合の消費カロリーは、1分間で4kcalです。

実は、この温度を42℃に設定するだけで、消費カロリーは約2倍になります。

 

お風呂の温度を42℃にすると少し熱いと感じるかもしれませんが、約10分入るだけで身体の深部の温度が1度上がるといわれています。

なので、しっかり汗をかくためにも10分を目安に湯船に浸かるようにしましょう

 

お風呂に入って汗をかきやすくするためにも、入浴前には必ず水分補給をするようにしてくださいね。

 

お風呂に入る時間がない、あまり長くお風呂に入っていられない、という人は高温反復法という入浴法がオススメです。

42℃~43℃のお湯に出たり入ったりする方法なのですが、短時間でも有効に身体を温めて消費カロリーを増やすことができるんですよ。

 

■高温反復法

  1. 42℃~43℃の湯船に3分間浸かる
    (湯船に浸かるときは肩までしっかり入りましょう)
  2. 湯船から出て5分間休憩
    (この間に身体や髪を洗いましょう)
  3. 再び湯船に3分間浸かる
  4. 湯船から出て5分休憩
    (洗っていない部位を洗うまたは休憩します)
  5. 最後に3分間湯船に浸かって終了

 

お風呂 入らない 太る

 

このお風呂から出たり入ったりするという「温」と「冷」の交互の刺激によって、身体の末梢神経が収縮・拡張して血行が良くなり発汗もしやすくなります。

 

もし、湯船に浸かる前にかなり身体が冷えているようであれば、温まるまでに時間がかかってしまうので、湯船に浸かる前にシャワーで少し身体を温めると効果的ですよ。

 

ただし、疲れている時や体調不良の時は、高温反復法が身体の負担になる可能性もあるので避けるようにしてくださいね。

 

また、普段から全く汗をかかない人はお風呂に入っても汗がかきにくく、身体に溜まっている老廃物や毒素がしっかり出ないということも考えられます。

その場合は、発汗効果を高める入浴剤を併用するのがオススメですよ。

 

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おわりに

お風呂に入らないと太るというわけではないですが、湯船に浸かるということとダイエットは密接な関係があるといえます。

普段の生活の中で最も簡単に身体を温められる方法は、やはりお風呂に入ることですからね。

 

お風呂に入るのが苦手という方でも短時間で出来る高温反復法などもあるので、ぜひ試してみてください。