ダイエット中であっても飲み会やイベントなどで、ついつい食べ過ぎてしまうことってありますよね。
食べ過ぎた翌日、体重が増えていてビックリ・・・なんてことも。
食べ過ぎたことをリセットすることは可能なのでしょうか?
そこで今回は、食べ過ぎをリセットする方法について紹介します。
食べ過ぎをリセットすることはできる?
食べ過ぎた翌日に増えてしまっている体重の正体は、実はそのほとんとが水分です。
食べ過ぎたからといって、食べ物はすぐには脂肪に変わりません。
まずは胃や小腸で分解されグリコーゲンに変わり、肝臓に蓄えられます。
そこからエネルギーとして消費されたり、老廃物として排出されるのですが、使われず残ったものが脂肪に変わるのです。
食べてから脂肪に変わるまでの期間はだいたい2日だといわれています。
そのため、食べ過ぎた日から2日の間に対策をとることで、食べ過ぎを早くリセットすることができるのです。
食べ過ぎをリセットする食事は?
食べ過ぎた後は、食べ過ぎた分食事を抜けばいいと思っていませんか?
しかし、この食事を抜くということは最もやってはいけない方法なんです。
食べ過ぎてしまったとき、体の脂肪の元となる糖質や脂質を多く摂りすぎてしまっていることがほとんどです。
この脂肪の元となる成分を蓄積させないということが食べ過ぎをリセットさせるためには大切になりますが、断食をしてしまうと体の代謝を促す栄養素が不足してリセットしにくくなってしまうのです。
食べ過ぎをリセットさせるには、食べたものが脂肪に変わる前にうまく体外へと排出させてしまうことが必要です。
そのためには、まず体重増加の原因となっている水分の排出を促すようにしましょう。
水分によって太っているということは、体がむくんでいます。
体がむくむと、むくまないように水分を控えてしまう人もいますが、これは逆効果です。
体のむくみは、水分をしっかり摂ることで溜まっている水分がしっかり排出されます。
1日に摂りたい水分は体重×30mlといわれており、体重50kgの人の場合、約1.5ℓの水分が必要です。
水分は一度に大量に飲むのではなく、こまめに何度も摂るようにしましょう。
冷えた飲み物は胃や腸の働きを悪くしてしまうため、常温や温かい飲み物を摂るのがオススメです。
また、食べ過ぎた翌日は野菜や果物などを多く摂りましょう。
とくに水溶性の食物繊維を含むものを積極的に摂るのがオススメです。
水溶性食物繊維は、余分な栄養素を脂肪としては吸収せず、うまく体外に排出する働きがありますよ。
キャベツ・大根・玉ねぎ・ごぼう・オクラ・山芋・モロヘイヤ、など
バナナ・アボカド
納豆・海藻類なども水溶性食物繊維が多く含まれているので、食べ過ぎたあとは意識して食べてみましょう。
しかし、食べ過ぎた翌日の食事は抜くことは良くありませんが、胃がむかむかしたり胸焼けしてしまうこともありますよね。
食べ過ぎて胃腸の調子が悪い場合は、食事量を少なめにするようにしましょう。
食事を少なめにする場合、必ず摂りたいのがビタミンB1、ビタミンB2を含んだ食材です。
ビタミンB1は糖質の、ビタミンB2は脂質の代謝を促してくれますので、少ない食事の中にも取り入れれば代謝を促してくれますよ。
豆類・豚肉・レバー・玄米など
納豆・卵・のり・ワカメ・青魚など
また、食べ過ぎた食材があれば翌日は控えるようにしてください。
食べ過ぎでも食事が偏っていた場合、不足している栄養素があるかもしれませんよね。
たとえばお肉を食べ過ぎたら、翌日はお肉を控えめにして魚や野菜を多く食べるようにします。
このように食べ過ぎた翌日は、不足していると思われる栄養素を補えるような食事を心がけるのがオススメです。
食べ過ぎをリセットする運動は?
体の代謝をあげるためには、食べ過ぎた翌日に運動を取り入れることも大切です。
運動といっても、普段の生活の中でできる事で大丈夫です。
たとえば、いつもエレベーターを使っているところを階段にしてみたり、なるべく早足で歩いてみたり。
きつい運動ではなくても、お風呂上りにストレッチや体操などをするだけでも十分です。
ちょっとした運動をプラスするだけで、いつものより活動量を増やし、代謝を上げることができるので試してみてください。
また、朝に運動をすると1日の代謝を高くキープすることができ、消費エネルギーをあげることができるのでオススメですよ。
おわりに
食べ過ぎてもすぐに太るわけでありません。
ほとんどは水分ですので、翌日の食事を気をつけたり、軽い運動をしてうまく体外に排出して食べ過ぎをリセットするようにしましょう。