太った時にまず脂肪がつきやすいのがお腹周りです。
とくに下腹に脂肪がついて、ぽっこりお腹になってしまうと簡単には落ちませんよね・・・。
でもダイエットをしても、ぽっこりお腹だけは解消しない・・・ってことはありませんか?
実は、ぽっこりお腹を解消するためには、ただカロリーを控えるような食事制限のダイエットでは効果がないケースもあるのです。
そこで今回は、ぽっこりお腹解消のために押さえておきたいポイントを紹介します。
ぽっこりお腹になってしまう理由
ぽっこりお腹になりやすいのは、お腹には骨がないため、骨を守るための筋肉がつきにくく脂肪を蓄えやすいためです。
太っている人はぽっこりお腹になっていることが多いですが、そんなに太ってない人でもお腹だけがぽっこりしている人もいますよね。
痩せていてもお腹の筋肉をきちんと鍛えていなければ、お腹は脂肪をどんどん蓄えてしまいます。
女性の場合は、とくにホルモンの影響で皮下脂肪がつきやすくなっていますので油断できません・・・。
お腹周りの脂肪は、食事制限のダイエットをしても落ちないことがあります。
そこには、女性だからこそなりやすい理由があります。
その主な原因は、内臓下垂、腸下垂です。
女性はもともと子宮と卵巣があるので、男性よりも腹部の内臓が込み合っています。
それぞれの臓器が正しい位置に収まらずに下垂してしまうと、下腹が出てしまい、ぽっこりお腹になってしまうのです。
なので、ダイエットをして体重が減少してもお腹だけがポッコリした状態が解消されないのなら、内臓や腸が下がっていることが考えられます。
ぽっこりお腹の原因が内臓や腸の位置が下がっていることなら、その主な原因は以下の3つです。
・姿勢が悪い
・骨盤がゆがんでいる(骨盤が傾いている)
・腸腰筋が衰えている
姿勢が悪くなると、結果的に骨盤がゆがんで身体が後ろに傾きやすくなります。
身体が後ろに傾いていると下腹が出やすくなるので、お腹が出てしまうのです。
また腸腰筋は腸骨筋と大腰筋という2つの筋肉の衰えにより、内臓を支えることができなくなって内臓下垂や腸下垂を起こしやすくなります。
ぽっこりお腹を解消する簡単エクササイズ
ぽっこり出ているお腹を解消するためには、腸腰筋を鍛えることと骨盤を正しい位置にキープできるように矯正する必要があります。
はじめに腸腰筋を鍛える簡単なエクササイズのやり方を紹介しますので、試してみてくださいね。
・仰向けになる
・両手を体の横に置いて手の平を床につける
・お尻が浮かないように脚を伸ばしたまま90度上げる
・10秒ほどかけてゆっくり脚を下す
慣れてきたら、脚をギリギリ浮かせたままキープできる時間を長くしていきましょう。
お尻が浮かないように意識しながら行うのがポイントです。
内臓下垂でお腹が出ている場合は、バスタオルを丸めて腰の下に入れてお腹を伸ばすストレッチをして骨盤を矯正しましょう。
また、座っている時間が長い人は、骨盤が後ろに倒れるような姿勢になっているとぽっこりお腹になりやすいので、座っている時にも骨盤が倒れないように意識するようにしてくださいね。